岐阜県|旬の食材|
ひるがの高原だいこん|瑞々しくて美味しい、高原の冷涼な気候がつくるダイコン

旬の“おいしい”をレポート!
☆8月の食材☆

ひるがの高原だいこん

取材産地/岐阜県郡上市

古来より日本で親しまれていただいこん。江戸時代には多種多様な品種が出回っていたとされ、現在も形、長さ、色さまざまな姿のだいこんの種類が生産されている。一般的に食べられる根の部分には消化酵素のジアスターゼが多く含まれている。

岐阜県郡上市のひるがの高原だいこん
岐阜県郡上市/ひるがの高原だいこん(画像提供:JA全農岐阜)

深夜からの収穫でみずみずしく味わえる、品質の良い夏ダイコン

標高約900m、昼夜の寒暖差があり、野菜の栽培に適したひるがの高原。ひるがの高原だいこん生産出荷組合が創立されてから48年になりますが、それ以前からダイコン作りが行われている歴史のある産地です。大きいいちごの生産地です。

現在、組合員21名、約80ヘクタールの栽培規模で生産に取り組んでいます。岐阜、名古屋、北陸、大阪に出荷されており、鮮度の高さなど品質面での市場評判が高いダイコンです。重量がある野菜のため、生産には体力も必要になり、また、同組合は地域のブランド野菜を守るため、若手生産者の育成にも力を入れています。

出荷時期は6月中旬から10月中旬までで、7月と9月にピークを迎えます。水分を多く含んだみずみずしいダイコンを出荷するため、深夜2時頃からライトを照らして収穫をします。

その後、一本一本、丁寧に手で洗い上げ、箱詰めして出荷します。出荷後には畑の管理作業を行うなど、シーズン中、生産者は忙しい毎日を送ります。

「ひるがの高原のだいこん」は出荷期間の約4ヶ月の間に味わいが変わっていくため、さまざまな料理で楽しむことができます。 6月中旬から7月中旬頃までは柔らかくて甘みがあるのでサラダなどの生食がおすすめ。8月から9月上旬頃までは辛味が出てくるので、おろしがおすすめ。9月中旬以降は再び甘みが出てきて気温も下がるので、おでんなど煮物でおいしく食べることができます。

ひるがの高原だいこんの畑
見渡す限りのダイコンの葉。夏のひるがの高原に見られる光景(©️SAKURA編集部)
ひるがの高原だいこんの収穫
土の上にダイコンの首が見え始めたら、収穫間近(©️SAKURA編集部)
岐阜県郡上市のだいこん畑
大きな葉を広げ、清らかな高原の空気を受け止めている(©️SAKURA編集部)
ひるがの高原だいこんの収穫
産地と販売場所が近いため、鮮度が高いダイコンを量販店などに届けられることが魅力。スーパーなどの量販店のほか、「とれったひろば関店・可児店」で購入ができる(画像提供:JA全農岐阜)
ひるがの高原だいこんのレシピ
だいこんおろしでお肉をさっぱりいただける(©️SAKURA編集部)

ひるがの高原だいこんのおいしい食べ方

おろし焼き肉
ポン酢や焼き肉のたれにたっぷりだいこんおろしを入れて、焼いたお肉と一緒に。消化のよいだいこんおろしと一緒なら、胃もたれしにくく、充分、スタミナがとれるはず!

ひるがの高原だいこんの生産者さん
ひるがの高原だいこん生産出荷組合 成年部長 大洞信幸さん(©️SAKURA編集部)

生産者紹介

ひるがの高原だいこん生産出荷組合 成年部長
大洞 信幸さん

50年以上ダイコン生産が続いているひるがの高原は、代々、ダイコンづくりを受け継いでいる農家が多い地域。大洞信幸さんもその一人で3代目。家業を手伝いながら次第に農業へ本格的に携わるようになり、現在は誇りをもってダイコンの生産に取り組んでいます。「地元、岐阜県産のダイコンを食べて欲しい。新鮮さとおいしさを味わって」。 

取材協力/ひるがの高原だいこん生産出荷組合 成年部、JAめぐみの 郡上営農経済センター、JA全農岐阜 園芸販売課
058-276-5305 (JA全農岐阜 園芸販売課)

※情報はページ上の更新日現在のものです。取材時と一部内容が異なる場合があります。

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SAKURA編集部_Akiko.Iです!地元の美しい風景、四季の移り変わり、ワクワクなイベントを探求、発掘していきます。

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