岐阜県|旬の食材|
きゅうり|岐阜県内最大産地海津市の爽やかな味と香りのきゅうり

旬の“おいしい”をレポート!
☆3月の食材☆

きゅうり

取材産地/海津市

ウリ科。インド原産、3千年ほど前から栽培され、日本へは6世紀に伝わってきたとされています。ほとんどが水分で、栄養成分はビタミンやミネラルが含まれています。保存は冷やしすぎず、乾燥しないようにポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室に入れるのがベスト。爽やかな香りと歯応えを楽しむために、購入後は早めに食べるのがおすすめです。

岐阜県海津市/きゅうり(©️SAKURA編集部)

消費者に喜ばれるきゅうりを届けようと、産地全体で品質を揃えています

岐阜県の最南端に位置する海津市は県の中でも日照量があって気温が高い地域のため、きゅうりの栽培環境に適しています。70年ほど前から生産が始まり、昭和37年に立ち上がった部会は現在、「JAにしみの海津胡瓜部会」として部会員32名が品質の良いきゅうりづくりを目指しながら、生産に取り組んでいます。

多くの方が出荷時期が9月中旬〜11月と11月下旬〜6月下旬に分かれる二作に取り組んでいます。最も収穫量が多くなるのは3月から。収穫シーズン中は収穫が追いつかなくなるため、休む間もないほどになります。

また、きゅうりの生育環境に合わせるため、ほ場となるハウスの中は高温になり、生産者は汗だくになりながら作業をされています。生産者は収穫後、規格に合わせた選別作業をしてから箱詰めをし、海津集出荷センターへ出荷をします。

出荷後は葉かきなど、きゅうりの生育を促す作業も欠かすことはできません。これからシーズンのピークを迎え、忙しさは増加していきますが、生産者が収穫の適期を見極め、丁寧な作業をされているからこそ、品質が揃った海津のきゅうりとして店頭に並べることができるのです。

同部会の技術係がチームとなり、さらによい品種を取り入れられるよう、また、技術向上できるように試作を行いながら部会全体で、品質のレベルアップを図っています。

このように、生産者の努力により冬から春にかけてきゅうりを食べることができます。海津のきゅうりで爽やかな食事を楽しんでみませんか。

きゅうりの花。花が咲いてから1〜2週間ほどで収穫ができます(©️SAKURA編集部)
伸びるつるは摘心をして実の成長を促します (©️SAKURA編集部)
実り始めたきゅうり。葉と比べてもまだまだ小さい(©️SAKURA編集部)
程よい長さと太さになり、収穫間近に(©️SAKURA編集部)
日の出を待って収穫を始める馬場さん。ピークの季節を迎えるようになると、収穫量はどんどん増えていくそうです (©️SAKURA編集部)
収穫されたきゅうりは作業場で選別、箱詰めされます(©️SAKURA編集部)
水分を保ちながら温度が下がらないように調整されているハウス内(©️SAKURA編集部)
生産者の馬場さんがきゅうり生産を始められた頃から、大切に使われ続けているハウス(©️SAKURA編集部)
料理写真(©️SAKURA編集部)

大人の味のきゅうりの漬物はいかが

ビールを使った大人向けの漬物が馬場さんのおすすめ!ほろ苦さを感じられる、お酒もご飯もすすむ味です。
1.きゅうり500gを洗って水をふき、1cm弱の斜め切りにします。
2.袋に切ったきゅうりと塩12g、砂糖20g、ビール50ccを入れ口を閉め、冷蔵庫で2〜3日冷やしてできあがり。

JAにしみの海津胡瓜部会 部会長 馬場 秀正さん(©️SAKURA編集部)

生産者紹介

JAにしみの海津胡瓜部会 部会長
馬場 秀正さん

60年ほど前、当時海津市で栽培され始めていたきゅうりに注目し、きゅうりづくりを現在まで続けられている馬場さん。「以前とは気候が変化しているし、毎年、試行錯誤しながら一生懸命つくっています」と、品質の良いおいしいきゅうりを消費者に届けるため、努力されています。

取材協力/JAにしみの海津胡瓜部会、JAにしみの海津集出荷センター、JA全農岐阜 園芸販売課
058-276-5305 (JA全農岐阜 園芸販売課)

※情報はページ上の更新日現在のものです。取材時と一部内容が異なる場合があります。

当情報のアップデートや修正提案はこちらから

当情報に関する体験口コミコメントを見る、または投稿する


この記事を書いた人

SAKURA編集部_Akiko.Iです!地元の美しい風景、四季の移り変わり、ワクワクなイベントを探求、発掘していきます。

よかったらシェアしてね!

いいね👍体験口コミ

コメントする

five × 2 =