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岐阜起点 まちあるきMAP『岐阜大仏(金鳳山正法寺 大仏殿)』界隈

岐阜起点『わがまち図鑑 まちあるきMAP』 第160回目は岐阜大仏(金鳳山正法寺 大仏殿)界隈をご紹介!歴史を感じるこのエリアを散策してみよう。

上記番号はイラストMAP内の表記番号です(©️SAKURA編集部)
Contents

岐阜大仏(金鳳山正法寺 大仏殿)

日本三大仏の一つ、高さが13.7mある日本最大の乾漆仏「岐阜大仏」は歴史的価値のある地域の宝もの

大仏殿の中へ一歩足を踏み入れると、その存在感に圧倒されるでしょう。お顔は優しさにあふれ、包み込んでくれるかのような感覚になります。前傾姿勢であることも相まって、思わず話しかけてしまいそうになります。

周囲1.8mの大イチョウを真柱として、骨格は木材で組まれています。外部は竹材を編んだところに粘土を塗り、そこに和紙を張って、漆を塗り、金箔を施した乾漆仏です。このように、竹編みの上に和紙が張られているため「かご大仏」と呼ばれています。この作り方はうちわや提灯、和傘にも通じます。おそらく、当時の職人の技術を駆使して完成したのではないかと想像できます。

また、張られている和紙には一切経、阿弥陀経、法華経、観音経などが書かれています。そしてその中には、胎内仏として薬師如来像が安置されています。 正法寺は山号を金鳳山と称する黄檗宗の寺院で、本山は京都府宇治市にある萬福寺です。第十一代惟中和尚は度重なる大地震や大飢饉に心を痛め、災霊を祈るために、奈良の大仏の聖徳を敬って大釈迦如来像(岐阜大仏)の建立をしようと、各地を托鉢しながら、大仏に使用する経文を集めました。

遠くは信越地方(長野県と新潟県)まで歩いたと伝えられています。 1800(寛政12)年には御堂が完成し、先に頭部が完成しましたが、1815(文化12)年、25年間経文を集め歩いた惟中和尚は、建立半ばにして亡くなってしまいました。 その後、第十二代肯宗和尚が惟中和尚の志を継ぎ、1832(天保3)年、大釈迦如来像(岐阜大仏)の開眼供養が行われました。全て合わせると、実に38年の歳月が費やされたのです。二代に渡る和尚の願い、各地のたくさんの人の思いが岐阜大仏には込められています。大仏の開眼供養の際には、織田信長の居城以来の盛大な儀式が行われたそうです。

岐阜大仏は1891(明治24)年の濃尾震災からも、1945(昭和20)年の岐阜空襲からも逃れています。きっと、当時の人々の心の拠り所になったに違いありません。今も建立当初からの姿で、平穏を祈っています。

岐阜大仏
日本一の大きさを誇る乾漆大仏(©️SAKURA編集部)

大仏殿に入り、もう一つ圧倒されるのは、左右に安置されている五百羅漢ではないでしょうか。天和年代(1681〜1684年)に作られたとされており、現存する羅漢では岐阜市で最も古いものだと思われます。

明治24年10月の濃尾大震災が起きた時、多くが破損してしまい、現在の数になっています。五百羅漢は必ず自分に似た像が見つかると言われています。一仏一仏ゆっくり拝見していくと、肉親や親しい人の面影のある羅漢に出会えるかもしれません。

境内にも見どころがたくさんあります。例えば、高くて目に付く多宝塔は伊奈波神社がまだ稲葉山の中腹にある頃、境内に泰安されていたものです。明治10年に神仏分離令が出された時、正法寺に移されました。また、戦国時代につくられた地蔵菩薩も安置されています。正法寺では最も歴史ある作品で、古文書には「戦火で当寺を消失した時 地蔵菩薩の首が岩戸の田甫の中から発見されたのを仏師の苦作で完成した」とあるようです。岐阜大仏と共に親しまれ、訪れた人は手を合わせていかれます。

岐阜大仏は地域をやさしく見守る岐阜県重要文化財 静寂な大仏殿の中はまさに癒しの空間
岐阜大仏(金鳳山正法寺 大仏殿)

ギフダイブツ キンポウザン ショウホウジ ダイブツデン

岐阜県岐阜市大仏町8
アクセス:岐阜公園歴史博物館前(JR岐阜駅からバスで約15分)(バス停から徒歩3分)

058-264-2760
拝観時間 9:00~17:00
大仏殿南側
拝観料/大人(高校生以上) 200円
    小人(小学生以上) 100円

創業150年の老舗から1周年を迎えるような新しいお店まで、新旧バラエティ豊かなお店が並ぶ散策にぴったりのエリア♪

岐阜県は金華山の麓、歴史を感じる建物が並ぶ岐阜大仏界隈には、たくさんの老舗がお店を構えていて和菓子に食堂、湯葉や人形などバラエティー豊か♪ 100年前の情緒もたっぷり感じることができながらも、おしゃれなカフェ、ドイツやアジアンなお店もあり「散策ごたえ」のあるエリアです。

すぐそばの岐阜公園ではお味噌が芳ばしく香るでんがくが楽しめ、古い街並み広がる川原町では散策ついでにスイーツを愉しんでお土産も買えちゃうなど魅力満載!

安藤商店

水うちわ (豆) 4,620円/(瓢型) 6,050円~
(画像提供:安藤商店)
職人技の息づく伝統工芸品の数々、ふわふわ可愛いオリジナルひな人形も

盆提灯・祭り提灯・ぼんぼり・水うちわ…岐阜の伝統工芸品を製造販売するこちら。職人の手仕事光る“メイドインGIFU”プロダクツの素晴らしさを再認識!

岐阜県岐阜市梶川町7

058-262-8250  8:30~18:00  日曜、祝、土曜不定休

 

人形の堀田

様々なタイプの ひな人形、 一挙陳列。現代住まいにマッチするカジュアルタイプも充実。(©️SAKURA編集部 または 画像提供:人形の堀田)
正統派~現代的ひな人形、一堂に!11月20日頃~展示販売スタート

明治25年から続く人形専門店。11月下旬からはひな人形を一挙陳列。その数120点以上!現代風スタイルも多数販売、詳しくはInstagramをチェックしよう。

岐阜県岐阜市松下町4

058-262-5304  9:30~18:30  無休 ※1/1・2のみ休業

 

信長 本店

ふんわり香る 素材の香りを 愉しんで。釜飯以外に、もつ鍋ランチもご用意!(©️SAKURA編集部)
きめ細やかな接客とサービス!こだわりのもつ鍋&釜飯を

名物もつ料理と日本各地の美味が味わえる「信長」。岐阜城の麓にあつ本店では、土・日・祝日限定でランチを営業しています。気軽にもつ鍋や釜飯が楽しむことができます♪

岐阜県岐阜市松ケ枝町4-5

058-263-6633  土日祝/11:30~15:00(LO.14:00)、17:00~22:00(LO.21:00) 金土祝前日/17:00〜23:00(LO.22:00)  月曜

 

でんがく処 むらせ

ハフハフ食べよう!名物とふ田楽(©️SAKURA編集部)
ふわ~っと漂う味噌の香りに引き寄せられ公園内を散策しながらホッとひと休み♡

100年以上続く歴史ある茶屋。とふ田楽はアツアツの豆腐と香ばしい味噌、味を引き締める山椒が絶妙!心落ち着く味わいです。五平もちやおでんなど、秋の行楽にもピッタリ!

岐阜県岐阜市大宮町1-46

icon name=”phone” prefix=”fas”] 058-264-1946  10:00~17:00(店内飲食11:00〜)  月曜(他、天候により不定休)

 

岐阜城 楽市楽座

日本庭園を見ながら休憩できます♡(©️SAKURA編集部)
岐阜城&公園で休憩するならココ!お土産・甘味・軽食勢ぞろい♪

岐阜公園総合案内所内併設の休憩処『楽市楽座』。岐阜にちなんだ各種お土産や食事が楽しめます♪無料休憩処として開放されているので、ひと息つくのにオススメのスポット!

岐阜県岐阜市大宮町1

11:00~16:00、お食事11:00〜14:00  木曜(雨天休み)  電話未設置(お問い合わせは店頭へ)

 

御菓子司 玉井屋本舗

秋の味覚「栗きんとん」と「栗むし羊羹」(©️SAKURA編集部)
素朴ながらも味わい深い「栗きんとん」伝統と技術が活きる四季折々の和菓子

名誉総裁賞など名だたる賞を獲得する老舗御菓子処。創業114年の歴史をもちながら時代に寄り添うお菓子を発信。職人の丁寧な手仕事により作られる和菓子を味わって!

岐阜県岐阜市湊町42

058-262-0276  8:00~19:00、お茶席 9:00~17:00  水曜 ※祝の場合営業

 

食堂こより

ダシを効かせた繊細な味付け(©️SAKURA編集部)
四季折々 山海の恵み。趣向を凝らした品々を愉しむ旬替り定食

岐阜市の和食店出身の店主による、繊細な大人の味覚が味わえる一軒。まずはお昼限定・お得な「旬替り定食」からどうぞ。岐阜県産の食材を活かした、逸品を愉しめます。

岐阜県岐阜市玉井町36-1

058-214-9230  11:30~13:30、18:00~21:30 ※夜は不定休  火曜、夜は不定休

 

和カフェ&ギャラリー 川原町屋

わらび餅、あんこ、寒天、栗、抹茶アイスたっぷり♪和のパフェ(画像提供:川原町屋)
築130年余、町屋造りの趣深きカフェ 土日祝は不定期でピアノ演奏も

母屋・離れ・蔵・・・お好みの場所に腰を据えて。川原町ならではの風情を肌で感じながら流れる時間を楽しめる。安藤商店が手掛けるオリジナルひな人形、干支小物の展示販売も。

岐阜県岐阜市玉井町28

058-266-5144  平日11:00〜17:00(LO.16:30)、土日祝/11:00〜18:00(LO.17:30)  木曜 ※祝の場合営

 

華久

季節のお花を お楽しみ ください♪現在はコロナ対策で花束アレンジは予約制に。(©️SAKURA編集部)
古民家の中に並ぶ色とりどりのお花で彩られた風情ある花屋

築120年余のも民家の地元の方御用達花屋さん。仏花や榊をはじめ花束、アレンジメントまで、ニーズに合わせて幅広くご用意。生活の一部にお花を取り入れてみませんか?

岐阜県岐阜市元浜町58-1

058-213-2082  9:00~19:00  不定休

 

Café 茶人

店主お手製の蕎麦。北海道幌加内産の新蕎麦粉を捏ねるところから自家製。(©️SAKURA編集部 または 画像提供:Café 茶人)
県産食材×織部焼。岐阜を愛でるカフェ。爽やかな味わいの新蕎麦を味わうなら今!

中庭を臨むくつろぎの古民家、武将をイメージしたブレンド珈琲&紅茶、店主による手打ち蕎麦、ハワイアンミュージック…店主夫妻のこだわりが凝縮した何度も訪れたくなるカフェ。

岐阜県住所が入ります

070-2613-8158  9:00~16:00  水曜、木曜 ※他臨時休業はWEB参照

 

飛騨牛 かわい

飛騨牛 かわいのステーキランチ
ステーキランチ 3,300円 ※写真はイメージ(画像提供:飛騨牛 かわい)
飛騨高山を彷彿とさせる門構え。厳選和牛はリーズナブルにランチで

軽井沢白糸の滝をイメージした中庭を望むテーブル席や織部焼を始めこだわりの器。贅を尽くした空間で頂く特選飛騨牛。五感を満たす『飛騨牛かわい』は、お得なランチがお勧め!

岐阜県岐阜市上茶屋町29

058-263-5522  ランチ11:30~14:00(LO.13:30)、ディナー17:00~21:00(LO.20:30)  月曜

 

宇野カバン

ランドセルを革小物としてリメイクも大好評!2023年度の ランドセルまだ 間に合います。(©️SAKURA編集部)
世界に一つ手作りランドセルを作り続けてきた老舗カバン店

6年間毎日使い続けるものだからこそ、身体にやさしいつくりで、飽きのこない上品なデザインです。納得のいく満足のいく、素敵なランドセルを。

岐阜県岐阜市東材木町3

058-263-5514  10:00~18:00  火曜

 

月待ち茶屋

月待ち茶屋の秋のランチ
秋の月待ちランチ 2,800円
(画像提供:月待ち茶屋)
大正ロマン漂う非日常空間で、季節折々の旬の味覚を堪能

岐阜県産を中心とし、旬の食材を使用した上質なランチを堪能できる。金華山山頂にそびえ立つ岐阜城を掠めていく月を待ち、ゆっくりとした時の流れを。

岐阜県岐阜市東材木町29-2

058-337-2354  11:30~14:00、17:00~21:30  月曜

 

ドイツ デリカテッセン クリンゲン

予算に合わせて選べるので、贈り物にもぴったり◎。(画像提供:ドイツ デリカテッセン クリンゲン)
岐阜県産の新鮮&安全な豚肉を使用。パリッとジューシーな『本格ドイツ製法』

本場ドイツの食肉加工の技術によって、1本1本手作りでご提供。お肉のジューシーさと、様々なスパイスの絶妙なバランス。ハムやベーコン、パテなど常時30種類以上ご用意しております。

岐阜県岐阜市西材木町26

058-263-0506  10:30〜18:00(テイクアウトのみ)  火曜、不定休

 

ブルーシール 岐阜ナガラガワフレーバー店

18種+シーズンフレーバーが勢揃い♪「今日はどのフレーバーにしよう?」と選ぶのも楽しい!(画像提供:ブルーシール岐阜ナガラガワフレーバー店)
沖縄を代表するアイス店岐阜第1号店として誕生!

バニラやストロベリーなどの定番から、マンゴーや紅イモなど沖縄らしいフレーバーまで種類豊富なラインナップ!アイスの他、サンデーやクレープメニューも楽しめる♪

岐阜県岐阜市西材木町41-2

058-263-3326  11:00〜20:00(クレープLO.19:30)  無休

 

nagara tatin cafe

ペスカトーレ(魚介のトマトソースパスタ) 1,350円
(画像提供:nagara tatin cafe(ナガラタタン カフェ))
長良川沿いに佇むゆったり上質カフェ。モーニング・ランチ・スイーツが充実!

陶芸作家による温かみある器で嗜む香り豊かなコーヒー、自慢のバウムクーヘンを使ったデザートなどが人気♪ホッと心安らぐ古民家スタイルの店内、お座敷から眺める中庭の紅葉も◎。

岐阜県岐阜市西材木町41-2 ナガラガワフレーバー内

058-263-5916  9:00~19:00(ランチ11:00~14:30)  不定休

 

東亭食堂

とろふわ玉子の「親子丼」♪(©️SAKURA編集部 または 画像提供:東亭食堂)
創業120年!地元民に愛される老舗食堂。押さえるべきは金華山一望のお座敷席!

代々受け継ぐ味を守り抜くべく4代目店主が腕を奮う、町の大衆食堂。確かな味わいはもちろん、「昭和?!」と目を疑うような安心価格な点も、愛される所以かも。

岐阜県住所が入ります

058-263-3079  11:30~14:00、17:00~19:30  日曜

 

両香堂本舗

岐阜名産の堂上蜂谷柿の流れをくむ柿を使用した柿羊羹(金箔入り)
岐阜名産の堂上蜂谷柿の流れをくむ柿を使用。1つずつ丹精込めて手作りでご提供。(©️SAKURA編集部)
初代から受け継ぐ伝統の銘菓。干し柿の風味をそのままにした「元祖柿羊羹」

明治16年創業の老舗和菓子店。看板商品の『元祖柿羊羹』は、約3年間寝かせた干し柿を使用し、上品な甘さが絶品。半割の竹と柿羊羹が醸し出す風味を愉しめます。

岐阜県岐阜市久屋町20-3

058-262-8565  10:00~15:00  水曜、日曜

 

ナチュラルカフェ

ナチュラルカフェのガーリックシュリンプ
ガーリックシュリンプ 1,078円〜
(©️SAKURA編集部)
明治28年築の「蔵」を改装したカフェ。ゆっくりと寛げる空間も自慢!

女性に人気な野菜中心のランチをはじめ、ボリュームもあるので、がっつり食べたい方にもぴったり!金華山の麓、温もりに包まれるひと時を♪忘新年会も受付中!

岐阜県岐阜市本町2-14

058-269-5788  11:00~22:00(LO.21:30)  火曜

 

湯葉勇

自然の恵みを感じられる味わいに。出来たて 湯葉を気軽に 食卓へ♪(©️SAKURA編集部)
慶応3年創業の湯葉専門店。代々守り続ける伝統の技法

清流長良川から湧き出る伏流水と厳選国内産大豆100%を用いて作る湯葉勇のゆばは、張りがよくてコシが強く、数多くの日本料理店でも使われるほど。ぜひ、ご家庭でも味わってみて。

岐阜県岐阜市本町4-36

058-262-1574  9:00~17:30  日曜、祝

 

さくら

ふぁ〜大仏さまの微笑みで癒されたし、伝統工芸や街並みに歴史を感じながらおなかも満たされちゃったね♪

まちゃる

いつもおなかはぜったい満たされる散歩になってる気がするニャ!

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この記事を書いた人

SAKURA編集部_Hiro.K

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