岐阜県|旬の食材|
美濃白川夏秋トマト|甘味と酸味のバランスが良い食べ応えのある桃太郎トマト

旬の“おいしい”をレポート!
☆2024年9月の食材☆

トマト

取材産地/東白川村

トマトの豆知識
原産地はベルー、エクアドル。江戸時代初期に日本に伝えられた当時は薬用や観賞用として育てられていた。酸味をおさえたアメリカの品種が導入されたことにより、昭和初期から食用として好まれてきた。ビタミンA、B、Cが豊富。現在は品種、大きさ、色の異なるさまざまなトマトが全国で生産されている。

美濃白川夏秋トマト
岐阜県美濃白川村/美濃白川夏秋トマト(©️SAKURA編集部)

味にこだわり、「桃太郎」のみを出荷する白川町と東白川村

白川町と東白川村では、緑と水が豊富な山間部の環境をいかしたトマトづくりが行われています。この地域でトマトづくりが始められたのは昭和40年代。「美濃白川夏秋トマト部会」では、長年の経験の中で磨き上げてきた技術をいかし、細かな栽培管理や丁寧な扱いが必要だけれども、味が良い「桃太郎」系の品種のみを栽培しています。

桃太郎を選択している理由は「消費者に喜んでもらえるよう、とにかくおいしさにこだわりたい」から。甘味と酸味のバランスが良く、しっかりとした肉厚の実がトマトらしさを感じさせてくれます。桃太郎系の中でも新しい品種が開発されているので、同部会では、より地域の環境に合った品種を取り入れ、おいしさを追求しています。

また、近年は就農を目指して移住をする方も多いそうです。自治体のサポートを受けながら、先輩生産者からトマトづくりを学ぶことができる岐阜県の制度「あすなろ塾」で研修をしている方がいるので、今後も美濃白川のトマトのおいしさが守られていく頼もしさを感じます。

少し気温が下がる8月下旬は味が引き締まってさらにおいしさが増すトマトが出荷されます。料理の彩りとしてもおすすめできる美濃白川夏秋トマトを見かけたら、味わってみてください。

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清らかな水で育つ美濃白川夏秋トマトの
山からの豊富な水はトマト栽培にも使われています(©️SAKURA編集部)

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美濃白川夏秋トマトのほ場の様子
トマトは雨よけハウスで育てられています。どんどん伸びるツルは斜め誘因して管理をしやすくしています(©️SAKURA編集部)

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これから色づいていく青いトマト
形の良い、しっかりとした実が特徴のトマト (©️SAKURA編集部)

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JAめぐみの東白川選果場の場内
ピーク時は早朝から稼働するJAめぐみの東白川選果場(©️SAKURA編集部)

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美濃白川夏秋トマトの出荷の様子
大きさや品質を揃えたトマトは専用の箱に入れて出荷されていきます(©️SAKURA編集部)

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桃太郎トマトの輪切り
しっかりとした果肉。食べ応えがあります (©️SAKURA編集部)

美濃白川夏秋トマト生産DATA

出荷量/約530トン(R6年予定)
作付面積/約5.3ha
生産者/33戸(美濃白川夏秋トマト部会)
出荷期間/6月中旬〜11月中旬
主な出荷先/岐阜市場、可茂中央市場

美濃白川夏秋トマト
美濃白川夏秋トマト(©️SAKURA編集部)
美濃白川夏秋トマト部会の部会長桂川公幸さん
美濃白川夏秋トマト部会部会長
桂川 公幸 さん(©️SAKURA編集部)

生産者紹介

美濃白川夏秋トマト部会
部会長 桂川 公幸 さん

ほ場のすぐ横には山からの水が流れる豊かな自然の中でトマトを生産している桂川さん。「トマトを食べるなら丸かじりが一番!味にこだわった美濃白川のトマトをぜひ食べて欲しい」と、トマトづくりを24年間続けています。
長年の経験と技術をもちながらも、近年の天候の変動に対応する難しさにやりがいをもたれているとのこと。その年の環境に合わせた管理方法で味の良いトマトの出荷を目指しています。

取材協力/美濃白川夏秋トマト部会、JAめぐみの 白川営農経済センター、JA全農岐阜 園芸販売課
058-276-5305 (JA全農岐阜 園芸販売課)

ここで購入できます!

美濃白川産のトマトは岐阜県内のみに流通しています。「平和堂」などで販売されているので、見かけたらぜひ、味わってみてください。

箱入りでたっぷりと!(©️SAKURA編集部)
お手軽なパック入りも(©️SAKURA編集部)

※情報はページ上の更新日現在のものです。取材時と一部内容が異なる場合があります。

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SAKURA編集部_Akiko.Iです!地元の美しい風景、四季の移り変わり、ワクワクなイベントを探求、発掘していきます。

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