岐阜県|旬の食材|
飛騨なめこ・飛騨ジャンボなめこ|汁物から中華料理まで、幅広い食べ方ができるきのこ

旬の“おいしい”をレポート!
☆3月の食材☆

飛騨なめこ・飛騨ジャンボなめこ

取材産地/高山市

モエギタケ科スギタケ属。最大の特徴はぬめり。実の部分の歯応えと合わせて、食感を楽しむことができる。栄養としては、ビタミンB1や葉酸のほか、不溶性の食物繊維とぬめりの部分には水溶性の食物繊維が含まれている。

©️SAKURA編集部
岐阜県高山市/飛騨なめこ・飛騨ジャンボなめこ

飛騨の恵みを受けて育つ、しっかりした味のなめこ

飛騨地方の木材でつくられたおが粉と養分を配合した菌床と地下水で育てる、飛騨の自然を豊富に含んだなめこがなめこファーム飛騨で生産されています。なめこ専用工場は岐阜県内唯一。きのこが生育しやすい土台と環境をつくることで、品質とおいしさにつなげています。

菌床を瓶に詰めてから殺菌、種菌を植え、65日ほどかけて培養と熟成をし、芽が出たら16日後ほどで収穫をします。なめこは乾燥を嫌うため、地下水をたっぷりかけながら育てます。工場内での栽培といっても周囲の気候を受けやすく、季節によって工場内の環境を調整するなど、管理に気を遣うとのこと。そのような状況下でも、長年、向上させてきた技術で安定生産をしています。

一般的ななめこよりも大きい状態で出荷できるところが特徴。 しっかり噛めるので、なめこの味を感じることができます。また、独自の方法で、通常のなめこ以上の大きさに育てたジャンボなめこも出荷し、好評を得ています。

味噌汁など、汁物と相性の良いなめこ。水から茹でるとぬめりが増えて、さらに独特な喉越しを楽しめます。天ぷらや中華料理などの食材としてもおいしくいただけ、なめこファーム飛騨の専務、中村朋博さんはおいしいなめこ料理をインスタグラムなどで情報発信しています。天ぷらやフライ、バター炒め、回鍋肉、 アクアパッツァ。醤油煮を冷やして食べると、さっぱりいただけて夏におすすめです。「標高500mで育つ、 飛騨高山ならではの味です」と、自信をもって消費者にお届けしている飛騨なめこです。

©SAKURA編集部
飛騨の木から作られているおが粉。使用済みの菌床は地元のほうれん草農家の土づくり利用され、地元完結の循環型農業ができている。
©SAKURA編集部
培養室に積み上げられたなめこの菌床瓶。しっかり管理しながら、じっくりなめこの菌を培養させる。ほどで収穫ができる。
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収穫間近のなめこ。壁に設置した散水機でたっぷりの水分を与え、照射をして栽培する。
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大きさに驚く、飛騨ジャンボなめこ。
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店頭に並べられる商品。新鮮な状態で販売されるため、歯ごたえがいい。
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中村さんおすすめの食べ方

きのこ麻婆
通常の麻婆豆腐の作り、豆腐を入れる前になめこやしいたけなどのきのこ類をプラスするだけ。麻婆の味が絡んで美味。

©SAKURA編集部

生産者紹介

なめこファーム飛騨
中村 朋博さん

中村さんが生まれた44年前に、父親と祖父が始めたきのこ生産。21年前になめこ専門の場を設立し、現在、チームワークの良いスタッフ30名と共に、全国へ飛騨のおいしいなめこを届けています。農家同士でSNSでつながり、近況を報告し合ったり、マーケティングを広げたり、新しいスタイルで農業を盛り上げています。

取材協力/なめこファーム飛騨、JA全農岐阜 園芸販売課
058-276-5305 (JA全農岐阜 園芸販売課)

※情報はページ上の更新日現在のものです。取材時と一部内容が異なる場合があります。

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SAKURA編集部_Akiko.Iです!地元の美しい風景、四季の移り変わり、ワクワクなイベントを探求、発掘していきます。

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