岐阜咲楽|ぎふレポ!|おしゃれカフェ
地域密着型「食と医療」をつなぐおしゃれなコミュニティカフェ

病院主導のカフェ『カムカムスワロー』がグッドデザイン賞Best100に選出!

グッドデザイン授賞式会場で盾をもち、記念撮影をしている。
デザイン賞受賞の1枚(画像提供:カムカムスワロー)

2023年10月岐阜市早田大通に位置する『カムカムスワロー(カムスワ)』が、グッドデザイン賞ベスト100に選出されました!応募総数5000点以上の中から選ばれた『カムカムスワロー』の受賞理由はそのコンセプト。
“病院が主体となって地域を結ぶハブとしての役割としてのカフェ(コミュニティスペース)を運営する”この新しい取り組みがグッドデザイン賞受賞の大きな理由でした。

そもそも『カムカムスワロー』って?

岐阜駅から北へ向かい忠節橋を渡って車を走らせると、進行方向向かって左側に、オシャレな建物が目に留まります。
このガラス張りのオシャレな建物が『カムカムスワロー』。病院主導で運営されているカフェ(コミュニティスペース)。『カムカムスワロー』はカフェだけでなく、小規模のイベント等を開催する“イベントスペース”としても使用でき、“コミュニティスペース”としてカフェだけでなく、近所の人に気軽に使ってほしいとの想いから、設計されています。

“病院”主導のカフェとは思えないオシャレな外観(画像提供:カムカムスワロー)
小規模イベントを開催することで、地域の交流空間にも(画像提供:カムカムスワロー)

ただのカフェじゃない!

『カムカムスワロー』はただのオシャレなカフェではありません。病院主導のカフェであることから、“ウェルビーイング”、つまり“健康”や“幸福”について追及されたカフェになります。
例えば、車イスの方向けにスロープを付けたり、段差がないデザインにすることで、障がいを持った方に向けても使いやすいバリアフリーなカフェとなっています。
更に「嚥下食(えんげしょく)」にも対応。「嚥下食(えんげしょく)」とは(噛んで飲み込むという一連の動作)嚥下機能に障がいがある患者や高齢者などに向け、安全に食事を摂取できるように調整された特別な食事の事。

嚥下障がいをお持ちのご家族がいると、外食の機会がグッと減ると言います。『カムカムスワロー』は、そういったご家族でも分け隔てなく食事が楽しめる様なカフェを作りたい!という想いからスタートしました。
この「嚥下食(えんげしょく)」対応したカフェを始めたのは、近石病院の歯科医師 近石さん。

岐阜県下で嚥下食(えんげしょく)対応の飲食店は珍しい(画像提供:カムカムスワロー)
人気カフェ監修のおいしそうなメニューがズラリ(画像提供:カムカムスワロー)

『カムカムスワロー』代表の近石さんの想い

店内で、盾を持った近石医師と蛭牟田医師
現役医師として活躍する近石医師と言語聴覚士の蛭牟田さん(©️SAKURA編集部)

近石さんは現役の歯科医師。近石さんは訪問して歯の診察をしていく中で、嚥下機能が弱った方を多く見てきたのだとか。嚥下障害になると自由に、飲食を行うことができず、“食事”という楽しみが損なわれてしまいます。

この“食事”という楽しみをどんな方にでも、楽しんでもらいたい!という想いから、カフェ運営を行うこととなりました。

プロジェクターが置かれ、小規模のイベントが行われている
地域のセーフティネットとしての役割を果たしたいという想いが込められたコンセプト(画像提供:カムカムスワロー)

また学生時代、五島列島でボランティア活動をされたそう。その中で、地域住民の繋がりを色濃く感じ、この“自然に誰かを思いやる繋がり”を岐阜でも叶えたい!と考えるようになっていきました。
コミュニティスペースとしての『カムカムスワロー』を運営するきっかけは「地域のセーフティーネットの場としても『カムカムスワロー』が使いたい!」との思いから。
その為、マルシェや、地域住民に向けて開かれるイベントなどを不定期・定期問わずに行っています。

詳しいイベントの内容は『カムカムスワロー』インスタにて投稿中!
ステキなカフェで過ごしたい方、バリアフリーやセーフティーネットに興味のある方、『カムカムスワロー』をチェックしてみてはいかがでしょうか?

病院主導のオシャレなバリアフリーカフェ
カムカムスワロー

岐阜県岐阜市早田大通2-8-1
アクセス:JR本線「岐阜」駅から車で約15分、近石病院となり

058-216-3333
9:00~17:00(LO.16:30)
木曜・祝日
カムカムスワロー/11台
  近石病院駐車場/約50台
※お車でコンビニ北の路地を侵入の上、各駐車場にお越しください
https://comeswa.jp/
come_come_swallow

※情報はページ上の更新日現在のものです。取材時と一部内容が異なる場合があります。

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この記事を書いた人

SAKURA編集部_Shota.A

旅行が好きで、休みの日は東海だけでなく、色んな場所に遊びに行ってます!年に一回、中津川の栗しるこを食べる事が、僕たち家族の習わしです笑


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