岐阜県|旬の食材|
春夏にんじん|色が濃くてツヤツヤの肌 香りが良くて甘みを感じられる

旬の“おいしい”をレポート!
☆6月の食材☆

春夏にんじん

取材産地/岐阜県各務原市

セリ科ニンジン属。大きく東洋種と西洋種に分かれており、東洋種は細長く、紅に近い色をしていて、金時にんじんなどがある。京にんじん西洋種は一般的に出回っている種類で、長さは15cm〜20cmほど。緑黄色野菜の中でもβカロテンが多く含まれており、体内でビタミンAに変化する。

岐阜県各務原市/春夏にんじん(©️SAKURA編集部)

生産者の努力により、高品質の各務原にんじんを二期作で生産

保水性、透水性、通気性に優れた黒ボク土で育つ各務原にんじんは、色が濃くてツヤがあるにんじんで、味も良いことから高い評価を得ています。全国でも珍しい二期作で生産されており、5〜6月に収穫できる春夏にんじんと11〜12月に収穫できる秋冬にんじんが中京圏を中心に、北陸の市場にも出荷されています。

「各務原にんじん」の歴史は長く、各務原市では明治時代の末頃から根が長い「長根にんじん」が栽培されていました。昭和37年に現在、よく見る「短根にんじん」が導入されたことをきっかけに、短根にんじんの作付け面積が拡大し、今に至ります。

また、平成29年に専用の「JAぎふ各務原にんじん選果場」が完成し、それまで生産者が行っていた洗浄、選別、箱詰め、出荷の部分をになっています。これにより生産者の負担が大幅に削減され、栽培に集中でき、品質向上に、さらなる栽培面積拡大につながっています。

しかし、近年の気候変化により、播種時期をずらすなど、今までの生産方法に変化が生じてきています。そこで、各務原市園芸振興会にんじん部会の部会員50名のうち若手生産者が集まり、栽培技術の見直しに、最適な品種や肥料の栽培研究などを行い、品質を保つ努力をされています。

各務原にんじんは生産者だけでなく、各務原市をあげて盛り上げている特産物としておいしさを家庭に届けています。

収穫間際のほ場の様子。青々としたにんじんの葉が太陽の光を受けている(©️SAKURA編集部)
JAぎふ各務原にんじん選果場内。カメラで一本ずつの大きさや色を読み取り、階級別に選別をして品質を揃えている(©️SAKURA編集部)
収穫直後のにんじん。選果場で洗浄され、箱詰めされた後、鮮度を保つため、翌日の出荷まで予冷庫で冷やしておく(©️SAKURA編集部)
各務原にんじんはこのイラストが目印!(©️SAKURA編集部)
各務原にんじんのおいしい食べ方「にんじんスティック」(©️SAKURA編集部)

にんじんスティック

味が濃くて甘味を感じられるため、生で食べるのがおすすめ。地元で収穫されているにんじんのため、鮮度が高く、にんじんそのものの味を感じられます。ほかの野菜と組み合わせて、子どものおやつにも!

取材協力/各務原市園芸振興会にんじん部会、JAぎふ、JA全農岐阜 園芸販売課
058-276-5305 (JA全農岐阜 園芸販売課)

※情報はページ上の更新日現在のものです。取材時と一部内容が異なる場合があります。

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SAKURA編集部_Akiko.Iです!地元の美しい風景、四季の移り変わり、ワクワクなイベントを探求、発掘していきます。

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