岐阜県|旬の食材|
小松菜|小ぶりでやわらかく、食べやすい小松菜

旬の“おいしい”をレポート!
☆5月の食材☆

小松菜

取材産地/岐阜県神戸町

江戸時代に、東京の小松川付近で栽培され始めたことから名前がついた青菜。カルシウム、ビタミンA、ビタミンCが含まれ栄養価が高い。クセが少ないため、他の食材と合わせやすい。鮮度の目安は根の白さ。

岐阜県神戸町/小松菜(©️SAKURA編集部)

栄養価は緑黄色野菜の中でもトップクラス!神戸町下宮地区で栽培されている小松菜です

岐阜県の出荷量の約9割を占めている神戸町の小松菜。周年栽培されている中でも、4月から5月にかけて収穫のピークを迎えます。

関東で出荷されている小松菜に比べて小さめですが、柔らかい歯応えで味の浸みやすさが特徴。岐阜圏域はもちろん、中京圏と北陸地域に出荷されています。

神戸町の小松菜栽培の歴史は30年以上あり、現在、下宮青果部会協議会 小松菜部会の76名が年間、約27万ケースを出荷しています。部会員で研修会を行ったり、土壌診断や公開検査などを行ったり、部会員の年齢の幅が30代〜80代と幅広く、さまざまな情報を交換しながら、全員で栽培技術の向上を目指しています。

さらに、神戸町の環境に合い、より良い小松菜(葉の形状、食感、おいしさなど)を出荷しようと品種研究を重ね、部会員で情報を共有し、品質の良い小松菜を出荷しています。そのため、品質が安定している小松菜は評判が良く、スムージーなどの企業とのコラボレーション商品が販売されたこともあります。

収穫は朝と夕方の1日2回。朝収穫した小松菜はその日のうちに出荷、夕方収穫した小松菜も予冷庫に保管して鮮度を保持したまま翌日出荷しているため、店頭には新鮮な状態で販売されています。また、集出荷場から直接、神戸町内の小中学校に運ばれ、給食の中で、子どもたちは地元の特産品を味わっています。

部会長の和田真一さんは「えぐみが少ない新鮮な小松菜をぜひ、食べて欲しい。シンプルな味で火が通りやすいため、煮る、炒める、和食にも中華にもどんな料理にも合う、おいしい小松菜です」と、プライドをもって生産しています。

ハウスの中の小松菜は緑の絨毯のよう。病害虫はほとんどなく、元気に育っている(©SAKURA編集部)
収穫は手で1株ずつ。和田さんのハウスでは年末年始になると「正月菜」として販売され、この時期は1週間で1万株が収穫される(©SAKURA編集部)
土壌がしっかりしているため、小松菜がいきいきとしている(©SAKURA編集部)
袋に詰められた販売されている神戸町の小松菜。左上には神戸町公式マスコットキャラクターばら菜ちゃんが印刷されている(©SAKURA編集部)
©SAKURA編集部

豚肉と小松菜のさっと炒め

薄切り肉をフライパンで炒め、火が通ったら、長さ5cmほどに切った小松菜を入れてさっと炒め、味付けをする。
味付けはシンプルな塩こしょう、焼肉のたれ、めんつゆなど、どんなものにも合います。中華スープを入れても美味しい!

下宮青果部会協議会 小松菜部会の和田祥吾さん(©SAKURA編集部)

生産者紹介

下宮青果部会協議会 小松菜部会
和田 祥吾さん

農業に携わり始めたから7年の和田 祥吾さんは現在、父親の真一さんと一緒に小松菜を栽培。小松菜は成長が早いため、常に状態を把握しなければならず、休みがないとのこと。夏は高温のハウスの中で作業をし、また、湿度を保つため水やりなどさらに手をかけなければいけません。新鮮でおいしい小松菜を消費者に届けるために努力されています。

取材協力/岐阜市園芸振興会 だいこん部会、JAぎふ則武支店、JA全農岐阜 園芸販売課
058-276-5305 (JA全農岐阜 園芸販売課)

※情報はページ上の更新日現在のものです。取材時と一部内容が異なる場合があります。

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SAKURA編集部_Akiko.Iです!地元の美しい風景、四季の移り変わり、ワクワクなイベントを探求、発掘していきます。

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