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大滝鍾乳洞

神秘的な地底滝をもつ東海エリア最大級の鍾乳洞

編集部独自調査！クールポイント
■ 鍾乳洞の気温は年間一定
　洞内の気温は年間を通じて15℃のため、夏はひんやり心地よい！

大滝鍾乳洞は、郡上八幡の街並から15分ほどの地で、石灰岩層に生じた断層が地下水によって溶解し、拡大されて生成された鍾乳洞です。２億年以上かけて作られたといわれ、総延長２㎞におよぶ東海エリア最大級の鍾石灰洞窟です。発見されたのは半世紀ほど前のことで、現在は、鍾乳石が発達した約700ｍの通路が約30分の観賞コースとして公開されています。

鍾乳石は、壁面に数多く咲いた石花（※1）や地面から生える石筍（※2）、石柱（※3）など、さまざまな造形を楽しめます。 色は本来の乳白色がほとんどですが、中には、金属イオンが溶け込んだ珍しい赤色や、光を通すほど透明度が高いものなど、学術上貴重とされる鍾乳石も存在しています。
（※1）石花（せっか）＝炭酸カルシウムが花びらのように結晶した鍾乳石
（※2）石筍（せきじゅん）＝石灰洞の中で上から垂れ下がる鍾乳石（つらら石）と対になり、床からたけのこ状に成長する炭酸カルシウムの沈殿物（鍾乳石）
（※3）石柱（せきちゅう）＝つらら石と石筍がそれぞれ成長してくっつき、柱状になった鍾乳石

一番の見どころは、天上界と名付けられた広場です。天を仰げば、長い年月をかけてさまざまな鍾乳石によって作り上げられた幻想的な世界が広がります。次いで、 大滝鍾乳洞のシンボルといえる地底の大滝も見逃せません。地底にある滝としては日本最大級の規模を誇る落差30ｍの滝で、地表からは60ｍほど下った位置にあります。水量は豊富で、大きな水音が周囲に響きわたって迫力満点。

鍾乳石が１cm伸びるのに必要な時間は約100年といわれていますが、このように豊富な水量に恵まれた大滝鍾乳洞では、今なお太古の時代と同じように鍾乳石が成長しています。 他の鍾乳洞よりも水が豊富で滑りやすいため、足元には気を付けて進みましょう。

受付から鍾乳洞入口までは木製ケーブルカーで移動するのも楽しいポイント。スイスのケーブルカーをモデルにした木製客車が、杉木立の急な斜面をゆったりと進む様はまるでアトラクションのよう。洞窟探検へと出発するワクワク感がアップします。

洞窟探検後に楽しみたい！アクティビティ&古代グルメ

鍾乳洞を探検後、もう少し遊びたい人にはニジマスが釣れる釣り堀がおすすめ。釣り糸が細くて釣るのが難しいけれど、釣り上げた魚は無料で持ち帰り可、またはその場で新鮮な魚を焼いて食べることができます。
【釣り堀】
■料金／貸し竿１本300円、4本1,000円　 ※釣り上げた魚を焼く場：無料
■備考／釣り放題、糸が切れたら終了

流しそうめんも夏の楽しいアクティビティ。鍾乳洞から湧き出る冷水の中を流れていくそうめんは見た目も涼しい夏グルメです。
【流しそうめん】
■料金／700円　※鍾乳洞とのセット料金あり
■備考／食べ放題、つゆのお代わりOK、夏季限定

一方、大滝鍾乳洞の名物料理は「古代焼」。熱した天然石の上で牛肉や豚肉、野菜を豪快に焼き上げる、古代をイメージした料理です。石の上で余分な水分を飛ばし、肉汁をすばやく閉じ込めるため、旨味がアップ。自家製ゴマだれでいただきます。
【古代焼】※鍾乳洞とのセット料金あり
■料金／豚ロース肉コース：1人前1,300円、牛ロース肉コース：1人前1,600円、牛豚ミックスコース：1人前1,800円