旬の“おいしい”をレポート!
☆2025年5月の食材☆
小松菜
取材産地/神戸町
小松菜の豆知識
アブラナ科アブラナ属
原産地は東京。江戸時代から栽培されており、現在は関東地方を中心に、日本全国で地方品種が栽培されている。カルシウムやビタミンC、鉄分など、栄養価が高い。茹でる、煮る、焼くなどいろいろな調理法で食べることができる。

アクが少ないから、生で、サラダで食べておいしい!
ハウス栽培が盛んな神戸町では、小ねぎ、モロヘイヤ、水菜などが栽培されており、小松菜を周年栽培する生産者も多くいます。神戸町の小松菜は早どり出荷するため関東地方の小松菜よりも小ぶりで、柔らかくて味にクセがなく、食べやすい特徴があります。
そのため味が染みやすいのでさっと味付けをするだけでおいしく、また、生のまま食べることもできます。サラダで食べたり、スムージーで飲んだり、シンプルな食べ方もおすすめできます。
小松菜は播種から収穫まで、春は約1ヶ月ほどと、栽培サイクルが早いのも特徴。ハウスの中では次から次へと小松菜が元気に育っていきます。
一年を通して安定した品質で出荷するために、季節に合わせた管理が必要になります。温度、水分など全てのバランスがとれてこそ、おいしい小松菜になるのです。
また、生育適温に調整するために遮光資材を使ったり、極力、農薬を使わないように防虫ネットを使ったり、安心して食べることができます。神戸町の地下水もおいしさにつながっているでしょう。
JAにしみの 下宮青果部会協議会 小松菜部会には、30年以上積み重ねられてきた技術と経験があります。近年の夏の暑さには苦労をされているそうですが、それでも新鮮でみずみずしい小松菜を出荷しているのは、生産者のみなさんが一丸となって努力をされているからです。地元ならではの新鮮小松菜を使った料理で、爽やかなおいしさを味わってみませんか。
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小松菜生産DATA
出荷量/2万6000ケース(1500トン)/年間
作付面積/40ha
生産者/72名(JAにしみの 下宮青果部会協議会 小松菜部会)
主な出荷先/岐阜県、愛知県、福井県
栽培スケジュール/周年栽培。播種から収穫まで夏は約1ヶ月、冬は50〜60日かかる

平和堂、カネ井青果などのスーパーで購入できます(©️SAKURA編集部)

部会長 矢野 静治 さん(©️SAKURA編集部)
生産者紹介
JAにしみの 下宮青果部会協議会 小松菜部会
部会長 矢野 静治 さん
親の代から生産していた小ねぎ栽培を受け継ぎ、5年ほど前から小松菜に切り替えた矢野さん。30年ほどの農業歴をいかし、近年の気候の変化にも対応しながらおいしい小松菜づくりに力を入れています。
「神戸町のきれいな水で育った小松菜を食べてください!私たちもがんばって作っています。」
取材協力/JAにしみの 下宮青果部会協議会 小松菜部会、JAにしみの下宮支店、JA全農岐阜 園芸販売課
058-276-5305 (JA全農岐阜 園芸販売課)
神戸町の小松菜を味わう!
生産者さんのおすすめレシピ「小松菜のツナサラダ」
材料
・小松菜 4株
・ツナ缶 1缶
・好きなドレッシング 適量
作り方
1 生の小松菜を4センチの長さに切る。
2 ツナと合わせてさっと混ぜる3 ドレッシングを混ぜる。ドレッシングオニオン系やレモン系など、すっきりタイプがおすすめです。

小松菜と千切りにんじんをレンジで1分加熱し、出汁醤油と鰹を混ぜたレシピもおすすめ。手軽に食べられます。

この記事を書いた人

SAKURA編集部_Akiko.Iです!地元の美しい風景、四季の移り変わり、ワクワクなイベントを探求、発掘していきます。
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