旬の“おいしい”をレポート!
☆2024年10月の食材☆
飛騨ジャンボなめこ
飛騨なめこ
取材産地/高山市
なめこの豆知識
モエギタケ科スギタケ属。天然では、ブナやナラの木など広葉樹の枯れ木に生え、晩秋に出現。特徴的なぬめりには水溶性食物繊維が多く含まれ、腸内環境を整えたり、老廃物の排泄を促したり、体調を整える役割が期待されています。そのほか、ビタミンB1、B2、Dなどの栄養をも含まれています。
岐阜県内唯一のなめこ工場 安心・安全に食べられる飛騨だからこそのなめこ
飛騨地方の広葉樹からつくられるおが粉と地下水で生産される「飛騨なめこ」が「なめこファーム飛騨」で生産されています。じっくりと飛騨の恵みが吸い上げられたなめこは見た目がつやつやで大ぶり、特殊な収穫機でカットする長い茎も特徴で、歯応えシャキシャキ、旨みや風味を感じることができます。
JGAP 認証を取得して、品質管理もしっかり行われているため、安心・安全に食べることができます。
また、「なめこファーム飛騨」では、通常のなめこよりも大きなサイズのジャンボなめこの生産を手がけています。シェフや飲食店の間で評判を呼び、北海道から沖縄まで、全国各地の飲食店で天ぷら、しゃぶしゃぶ、炭焼きなどで提供されているとのこと。希少なジャンボなめこですが、岐阜県内のスーパー(バロー、おんさい広場)で見かけたら、ぜひ、味と歯応えを確かめてみてください。
ジャンボなめこに限らず、「いろいろな料理に使って欲しい。なめこの概念が変わるかも。」と、中村さん。今季の夏は飛騨なめこ、刻みオクラ、トロロ、モロヘイヤなどのネバネバ食材にミョウガと卵黄をトッピングして麺つゆでいただく料理がお気に入りだったとのこと。秋は炭火網焼き醤油を垂らして食べるアイデアも。いろいろな食べ方を楽しめます。
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飛騨なめこ生産DATA
出荷量/約500トン(年間総数)
工場床面積/2,300㎡
主な出荷先/岐阜県、愛知県、北陸地方など
収穫時期/周年
生産工程/接種(なめこ菌(種)を植える)→培養→発生→収穫→パッケージング(カット、洗浄、選別)→箱詰め→出荷
生産者紹介
農業組合法人なめこファーム飛騨
代表理事 中村 朋博さん
中村さんが1歳の時に両親と祖父母が始めたきのこ生産。ひらたけ、舞茸など、数種類のきのこを手がけられてきた中、平成14年、なめこ一本に。現在、中村さんは「農事組合法人なめこファーム飛騨」の代表理事を務めています。きのこの研究を47年間続けている父をリスペクトしながら、これからのなめこづくりに関わる林業、雇用、販売といった全てが良い方向に流れるしくみづくりも考えていらっしゃいます。
取材協力/なめこファーム飛騨(https://www.hida-nameko.com)
058-276-5305 (JA全農岐阜 園芸販売課)
飛騨なめこ・飛騨ジャンボなめこを味わう!
バーベキューの季節にぴったりの、ホイルに包んだ焼きなめこはいかが。飛騨ジャンボなめこはビッグサイズのため、網の上で直焼きすることができます。
軽く茹でたなめこと刻んだオクラやナガイモも合わせて、だし醤油をかけて食べるひと品もおすすめ。納豆や夏ならモロヘイヤを混ぜても美味!
◎なめこは火を通して食べましょう。
この記事を書いた人
SAKURA編集部_Akiko.Iです!地元の美しい風景、四季の移り変わり、ワクワクなイベントを探求、発掘していきます。
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