旬の“おいしい”をレポート!
☆8月の食材☆
だいこん
取材産地/郡上市
アブラナ科ダイコン属
青首大根、守口大根、二十日大根など品種が豊富なだいこん。私たちが食べる根の部分には、ビタミンC、アミラーゼなどの栄養が含まれいる。もし、葉付きのだいこんを手にすることができたら、葉にはカロテン、カルシウムなどが含まれているため、捨てずに調理すると良い。
さっぱり、みずみずしく食べられる高原だいこん
標高約900mのひるがの高原は、6月中旬から10月下旬まで「ひるがの高原だいこん」のブランド名でだいこんを生産している地域。夏の間に食べられる貴重で高品質なだいこんとして、市場にも消費者にも喜ばれています。
ひるがの高原だいこん生産組合が創立されてから昨年、50周年を迎え、現在、組合員20名、約84ヘクタールの栽培規模で生産をされています。ピーク時は1日に5千ケース以上が出荷されることも。シーズン中はほぼ休みはなく、出荷やほ場の管理に追われ、忙しい毎日を送られています。
今年、2023年(令和5年)に「JAめぐみのひるがの高原だいこん共同洗い場施設」が新設され、収穫後のだいこんを数名の生産者で共同洗浄、選果できるようになりました。生産者が共同で作業することで、労働力不足と後継者不足に取り組み、出荷量の維持拡大も期待できます。
ひるがの高原だいこんの品質の良さは生産技術が優れていることと、手収穫や手洗浄で一本一本、丁寧に扱われているところにあります。生産者はだいこんが最もみずみずしい深夜から収穫を行い、水分量と新鮮さを保つ努力をされているほか、より良い品種選択のための試験研究にも取り組み、品質の向上を目指しています。
だいこんの葉に近い部分は甘みが強いためサラダなどの生食に、下部は辛みが強いためだいこんおろしに向いています。まるまる1本を使って、ひるがの高原だいこんのおいしさを味わってみませんか。
だいこんおろしアートコンテスト
だいこんおろしを使って料理を楽しく盛り付ける「だいこんおろしアートコンテスト 第10回ひるがの高原だいこん杯」が開催されます。
応募締め切りは2023年9月29日(金)必着。
応募詳細はこちら
生産者紹介
ひるがの高原だいこん生産出荷組合 成年部長
下牧 泰洋 さん
家業を継ぐために、10年前から生産を始められた下牧さん。「鮮度が良く、品質が良い自慢のだいこんです」と、自信をもって消費者にひるがの高原だいこんのおいしさを届けています。
おすすめの食べ方はサラダやおろし、煮物はもちろん、以前、料理店で食べたことがある天ぷら(鰹だしで煮込んだだいこんを天ぷらに)も。大勢の方にだいこんへの関心を持ってもらいたいと、消費者へのPRもされています。
取材協力/ひるがの高原だいこん生産出荷組合 成年部、JAめぐみの 郡上営農経済センター、JA全農岐阜 園芸販売課
058-276-5305 (JA全農岐阜 園芸販売課)
この記事を書いた人
SAKURA編集部_Akiko.Iです!地元の美しい風景、四季の移り変わり、ワクワクなイベントを探求、発掘していきます。
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