旬の“おいしい”をレポート!
☆2月の食材☆
冬春トマト
取材産地/海津市
ナス科、ナス目
世界中に品種が数千種類あると言われているトマト。大きくはミニトマト、中玉トマト、大玉とサイズもさまざま。料理や好みによって選ぶと良いでしょう。赤い色はリコピン。ビタミンCは加熱をすると壊れてしまいますが、リコピンは吸収率を高めてくれます。加熱調理をする場合は、冷凍保存をすると解凍をする時に皮がむけるので便利。
日照時間が長い海津市 生産者の丁寧な作業、細かな管理でつくられる品質の高いトマト
一年を通してトマトの収穫が行われている岐阜県。冬から春にかけては海津市、養老町、本巣市などでハウス栽培がされています。
県内最大の産地となる海津市は温暖な気候で日照時間が長いため、形や色艶の良いトマトを栽培できるのが特徴です。「美濃のかいづっ子」のブランド名で流通されており、丸くて赤い、日持ちがするトマトとして知られています。
冬春トマトと言っても栽培作業はほぼ一年中行われています。お盆を過ぎた頃に定植がされ、9月下旬から収穫がスタートし、2月から4月までに収穫のピークを迎え、7月上旬までシーズンが続きます。
JAにしみの 海津トマト部会では、消費者に喜ばれるトマトを生産するために、産地の環境に合わせた技術研究や新品種の試験導入などが続けられています。また、JAにしみの海津集出荷センターにはトマト選果施設が備えられているため、品質を揃えて出荷できること、また、生産者が栽培に集中できる環境が整えられています。
シーズン中は収穫の他にも摘果やツル下げなどの作業が続きます。今年は気温が高いため、例年通りにいかないこともあるそうですが、これまでに海津市の生産者が長年、培ってきた技術と経験をいかしながら、おいしくて良質のトマトを出荷しようと、トマト作りに関わる全ての方が努力されています。
冬春トマト生産DATA
出荷量/3,862トン(R5年)
作付面積/18ha(JAにしみの 海津トマト部会 R6年)
生産者/65名(JAにしみの 海津トマト部会員)
主な品種/かれん、りんか
主な出荷先/岐阜・愛知・福井・新潟
生産者紹介
JAにしみの 海津トマト部会 部会長
東方 健泰 さん
農業系の学校を卒業し、トマト農家の後継者として25年ほどトマト栽培を続けている東方さん。現在は息子さんも加わり、家族経営で生産を担っています。
そのまま食べる以外に、スライスしたトマトの上にチーズを乗せてオーブンで軽く焼く食べ方もおすすめとのこと。「海津トマトを“おいしい”と言ってたくさん食べてもらえると、農家も元気になります!」と、東方さん。収穫と管理作業の毎日を送りながら、良質なトマトを作られています。
取材協力/JAにしみの海津トマト部会、JAにしみの、JA全農岐阜 園芸販売課
058-276-5305 (JA全農岐阜 園芸販売課)
ここで購入できます!
「イオンスタイル各務原インター」1階食品フロアのトマトコーナーで海津市のトマトが販売されています。
【取材協力】
イオンモール各務原インター
イオンスタイル各務原インター
住/岐阜県各務原市那加萱場町3-8
時/8:00〜23:00(食品フロア)
この記事を書いた人
SAKURA編集部_Akiko.Iです!地元の美しい風景、四季の移り変わり、ワクワクなイベントを探求、発掘していきます。
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