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株式会社 鵜舞屋

年間10万本以上出荷の鮎昆布巻!『株式会社 鵜舞屋』

“秘伝”のタレで炊き上げたばかりの「鮎昆布巻」。(©️SAKURA編集部)

鮎や昆布巻、佃煮惣菜など加工品の製造、卸売販売業

こだわりの製法で岐阜の味を発信。日本初!鮎加工品をEU、豪州へ輸出

岐阜市の象徴、鵜飼の「鵜」が舞うという躍動的なイメージと、「おいしい」の「うまい」を掛け合わせた絶妙な社名。1877(明治10)年、岐阜市で創業し、鮎や飛騨牛の加工品など地元岐阜の特産品の製造卸売販売業を営む老舗です。1985年に「加納食品」から現社名に変更されました。
「鮎昆布巻」は年間10万本以上も出荷する看板商品。岐阜県などの国産鮎を使用し、丁寧にヌメリを取り除いた後、下煮。2年物・夏採取という希少な北海道産の長昆布を手作業で鮎に巻き、門外不出の継ぎダレでじっくり炊き上げます。こだわりの素材、製法により「とろける食感の昆布を内側に、もっちりとした肉厚の昆布を外側に巻くことで、中の鮎と一体感を生み出しています」と高森社長。
飛騨牛の赤身部位を東海地方独特の本醸造たまり醤油と砂糖、みりんで炊き上げた「飛騨牛のしぐれ煮」も人気商品です。2022年には新工場が完成。「国際規格FSSC22000」の認証を取得し、より安心安全な環境の下で製造を続けています。

食欲をそそる鮎昆布巻。
食欲をそそる鮎昆布巻。(画像提供:株式会社 鵜舞屋)
下煮した鮎に長昆布を手作業で巻いて作る。
下煮した鮎に長昆布を手作業で巻いて作る。
(画像提供:株式会社 鵜舞屋)

地域から愛される創業148年の老舗

明治十年の創業以来、「選び抜かれた素材」と「147年を超える伝統」がこの味を創りました。
創業の歴史に裏付けられた信用(美味しさ・品質)を大切にし、一つひとつ「心を込めて」丁寧に造り上げます。

鵜舞屋本社
鵜舞屋本社(画像提供:株式会社 鵜舞屋)
、EU、豪州向けの「岐阜あゆ塩仕立て」。
トースターで焼けば鮎の塩焼きとして食べられる、EU、豪州向けの
「岐阜あゆ塩仕立て」。(画像提供:株式会社 鵜舞屋)
珍味の「鮎うるか」
珍味の「鮎うるか」。うるかは『鮎の内臓の塩辛』で、全国の鮎の産地で作られる「珍味」。鵜舞屋では2年以上熟成させます。 そのため、旨味と独特の渋みが個性的な「珍味」の中の「珍味」の『鵜舞屋の鮎うるか』が出来上がります。 (画像提供:株式会社 鵜舞屋)

岐阜県の素晴らしい食文化を世界に

鮎関連、昆布巻、牛肉加工品、佃煮、惣菜と幅広く商品を製造販売。お中元・お歳暮の品として、百貨店やスーパー、ECサイトで販売するほか、土産品として岐阜市内のホテルや道の駅などで販売しています。
「鮎など岐阜県の素晴らしい食文化のPRに貢献したい」と高森社長自ら東濃実業高校(可児郡御嵩町)などに講師として出向き、生徒と一緒に鮎や飛騨牛に関連した商品開発にも取り組んでいます。

岐阜県の後押しもあり、鮎加工品「岐阜あゆ塩仕立て」(無添加)が昨年EUへ出荷され、今年はオーストラリアにも輸出されます。鮎の加工品がEUとオーストラリアへ輸出されるのは日本で初めて。高森社長は「育てていただいた岐阜県に恩返しができる会社に成長させていく。この先も岐阜の食文化を世界に広げていきたいです」と語りました。

鮎すがた煮
鮎すがた煮「香魚」と言われる国産鮎を使用し、鮎本来の味・風味を損なわないよう、時間と手間をかけて炊き上げています。
(画像提供:株式会社 鵜舞屋)
鮎ふりかけ あゆっころ
鮎ふりかけ あゆっころ
岐阜県観光連盟「推奨観光土産品」に選定!岐阜県立東濃実業高等学校とのコラボレーション、高校生との共同開発。小鮎甘露煮を乾燥させて細かくし、ふりかけにしました。胡麻の香りも食欲をそそります。
(画像提供:株式会社 鵜舞屋)

会社概要

株式会社 鵜舞屋

■代表取締役/高森 幹啓
■設立/1877年4月
■従業員/60人

株式会社 鵜舞屋

カブシキガイシャ ウマイヤ

岐阜県岐阜市東鶉1‐1

058-274-0141
9時〜17時
日曜(不定期)
https://www.umaiya.co.jp

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この記事を書いた人

SAKURA編集部の_Gouji.Nです。
高校野球などスポーツ観戦やお笑い、ラーメンが大好きです。愛する地元岐阜を駆け巡って、読者の皆さんに楽しい話題をお届けしたいです!

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