江戸時代から続く老舗「三輪酒造」で風情ある御酒印をゲット!映えスポットは酒蔵の黒壁前!
大垣市屈指の観光スポット「奥の細道むすびの地」近くに佇む三輪酒造は、江戸時代から続く老舗の酒蔵。御酒印は純米にごり酒「白川郷」のラベルで、切り絵の絵本のような味のあるデザインです。全国共通の御酒印帳は左ページにラベルを貼り、右ページは自由に書き込めるスタイル。お酒の味わいや旅の思い出などを自由に書き込みましょう。
三輪酒造の御酒印「白川郷」 純米にごり酒
合掌造りの絵や銘柄が切り絵調に描かれた、日本人の心に刺さるラベル。半世紀変わらないデザインです。
※店舗でお酒や御酒印帳などの購入で進呈
【御酒印とは】
御酒印とは、御酒印帳公認の酒蔵を巡って収集できるお酒のラベルのこと。これを御酒印帳に貼り付け、お酒の感想や酒蔵の特徴、旅の思い出なども自由に書きこんで楽しみます。
※公認酒蔵でもらえる御酒印は、基本的には各酒蔵で指定する銘柄ラベルになります。
御酒印をご紹介してくれたのは…
三輪酒造/スタッフ/早野 薫さん
酒蔵の前に店舗があります。奥の細道むすびの地記念館のすぐ近くですので、観光がてらどうぞ!お店の少し西にある路地を入ると酒蔵の黒壁を見ていただくことができますよ。春には蔵開きも開催予定です。
御酒印の日本酒
・白川郷 純米にごり酒
どぶろく祭の伝統が生きる元祖にごり酒。濃厚でコクがあり、甘みと酸味のバランスが絶妙。数ある白川郷シリーズの中の原点でロングセラー商品。
720ml 1,320円
※サイズは180ml~1.8Lまで揃っています。
濃厚でまろやかな純米にごり酒「白川郷」の誕生!
「SAKE(酒)」が世界で通用する日本語となって久しいですが、昨今では「NIGORIZAKE(にごり酒)」も海外で知られるようになってきました。その訳が、三輪酒造の「白川郷」の海外進出にあります。
御酒印のラベルにもなっている純米にごり酒「白川郷」は、飛騨・白川郷の有名などぶろく祭にちなんで造られたにごり酒です。一般的な清酒よりもお米を贅沢に多量に使って造っているのが特徴。どぶろくの製法を生かして醪(もろみ)そのままのため、日本一濃いと言われる濃厚さと米のもつ自然な旨味を味わうことができます。
「白川郷」は10℃程度に冷やしてそのまま呑むほか、真夏には氷を浮かべたロックもおすすめ。三輪酒造の年間出荷量は約350㎘と県下でも10指に入る醸造量ですが、その9割以上をこの白川郷シリーズが占めています。
創業187年。大垣藩御用達からワールドワイドな酒蔵へ
三輪酒造の始まりは天保8年(1837年)。大垣城下の船町で「澤田屋」 の名を掲げて創業し、大垣藩御用達の酒蔵として活躍し始めました。当時の船町は川港として栄えており、中山道赤坂宿や桑名・三河方面とも船で行き来できる大垣の玄関口でした。
初代徳次郎は、激動の幕末で大垣藩の救世主的存在だった藩老・小原鉄心と深い交流がありました。酒をこよなく愛していた小原鉄心は、愛用の大盃を懐に澤田屋に通って美酒を楽しんだといいます。
また、 書画に長けていたため、酔って周りに書きつけることも多く、三輪酒造には屏風画などさまざまな鉄心の書画が残されています。そのうちのひとつ、澤田屋を「萬家醸春楼(まんかじょうしゅんろう)」と名付けた書は、現在も三輪酒造の店舗に飾られています。
鉄心は澤田屋の店を大切な密談の場として利用することもあったほか、鳥羽・伏見の戦い(1868年)では、大垣藩の軍に官軍との戦いを止めさせるために、お気に入りだった二代目吉平を密使として使ったとも言われています。
一方、三輪酒造は酒造りの歴史もドラマチックです。江戸時代には鉄心が名付けた清酒「萬家春(まんかしゅん)」を、大正時代には鉄心を偲んだ清酒「鉄心」 を販売して広く名を馳せました。また、近年では「道三・吟雪花」と「白川郷 純米にごり酒」を販売し、ロングセラーになっています。
そして、現在は海外にも広く進出しています。「日本の文化を背負っているという気持ちで、この素晴らしい文化を国内外にもっと広く伝えていくことが私の目標です」と8代目を受け継いだ三輪研二さんは語ります。
その他のロングセラー商品
・特別本醸造 バロン鉄心
大垣藩の藩老を務め、後に男爵となった小原鉄心がこよなく愛した酒がよみがえる。
◆燗酒コンテスト 2015 ぬる燗部門 金賞受賞
・大吟醸 道三 吟雪花
山田錦を原料米として低温発酵でじっくりと醸した大吟醸酒。杜氏の腕が冴える芸術品。
◆平成25年度全国新酒鑑評会 金賞受賞
◆ワイングラスでおいしい日本酒アワード 2014 金賞受賞
にごり酒づくりの工程
【米さらし】
米を水で洗った後に、一定時間、空気にさらす。
【麹米づくり】
気温室温を保った麹室で、人の手で麹米を混ぜる。
【搾(しぼ)り】
伝統的な酒槽(さかぶね)を使用した袋しぼり。
飛騨・白川郷の世界遺産登録で注目を集め、全国、そして海外へ!
純米にごり酒 「白川郷」が誕生したきっかけは、白川村関係者より、どぶろく祭を訪れる人たちの土産になるような酒を造ってほしいと 相談されたことでした。当時の 6代目蔵元・三輪春雄が 試行錯誤をしながら開発し、60年程前に商品化に成功したといいます。
このにごり酒が注目を集めるようになったのは、平成7年(1995年)、白川郷が世界遺産に登録されたことから。現在ではさまざまな白川郷シリーズがあり、日本全国の酒販店で扱われています。
一方、アメリカを中心として海外で人気が高まっているのは、薄めでライトな味わいの「白川郷 純米吟醸ささにごり酒」。アメリカのほか、フランス、ドイツ、スイス、シンガポール、マレーシア、タイ、オーストラリア、UAEなどでも存在感が高まってきています。
また、昨今は、栓をひねると音をたててガスが噴出するスパークリングな純米にごり酒も、新感覚のお酒として好評です。 ワイングラスで多国籍な料理と一緒にいただいても違和感がなく、逆にお洒落に演出できるところが、若い女性を中心に人気の秘密のようです。
美しい黒壁の佇まいを道行く人に見せる古き良き酒蔵
三輪酒造の2棟の酒蔵は、国の登録有形文化財、大垣市景観遺産に指定されている歴史ある建物です。店舗西側の細い路地を南へ入ると、石垣の上に広がる黒壁が美しい酒蔵がよく見えます。50m続く南蔵は3階建の貯蔵蔵、その奥にある北蔵は2階建の仕込み蔵として現役で活躍しています。
この2棟は明治20年(1887年)・21年(1888年)に建築された木造の土蔵造り。どちらも戦災での焼失を免れたため、醸造土蔵建築が一式残る貴重な産業遺構とされています。
醸造という実用目的に作られた建物であるため、華麗な建築装飾こそないものの、切妻屋根や壁面のまっすぐなデザインに、連続する押縁の線や不規則な窓が単調になりがちな壁面に面白さを添えています。
御酒印巡りをする際には、昔ながらの酒蔵の風情もぜひ楽しみたいものです。黒壁前はイチ押しの撮影スポットでもあります。この辺りは静かな住宅街なので、近隣の迷惑にならないように見学しましょう。
国の文化財!明治時代から歴史を刻んできた現役の酒蔵
【Web特典】店舗オーナーが大盤振舞い
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お酒を楽しむグッズ進呈
利用条件:
他券併用不可
提示方法:会計時
有効期限:
2025年1月31日
三輪酒造
ミワシュゾウ
岐阜SAKURA MediaJapan クーポン
天保8年(1837年)創業、日本酒の酒蔵
三輪酒造
ミワシュゾウ
岐阜県大垣市船町4-48
アクセス:奥の細道むすびの記念館より西へ約100m
0584-78-2201
9:00~17:00
日曜、祝
有
https://miwashuzo.co.jp/
nigorisake_shirakawago
白川郷にごり酒どぶろくの三輪酒造
X にごり酒白川郷倶楽部
この記事を書いた人
SAKURA編集部_Keiko.Hです!新しい何かを見つけたとき、誰かと出会ったときの”感動”が好きです。皆さまが小さな感動、大きな感動とたくさん出会えますように、コツコツ情報発信をしていきたいと思います。
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