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こよみのよぶね2023

★ 【最新版】岐阜近郊イルミネーション2023-24★

冬至の日、長良川を流れる行灯を眺めながら一年を振り返る

長良川を流れる数字行灯に思いを馳せよう(画像提供:こよみのよぶね実行委員会事務局)

こよみのよぶね2023

■開催期間/2023年12月22日(金)
■開催時間/16:00~21:30
■会場/鵜飼観覧船のりば付近〜長良川右岸プロムナード
■料金/観覧無料

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■16:00〜 鵜飼観覧船のりば付近
■18:00〜 長良川プロムナード

見どころ!光アートポイント

竹と美濃和紙を使った手作りの巨大行灯
1から12の数字と令和4年の干支「卯」の行灯を乗せた船

チームで制作した手作りの行灯、美濃和紙を通して温かな灯りが長良川を流れる

一年で最も夜が長い冬至の日に行われる恒例行事。各チームが制作したこよみを表す1から12の数字行灯と、その年の干支をかたどった行灯を乗せた鵜飼観覧船が長良川を流れます。美濃和紙を通して見える温かな光を眺めながら、今年を振り返ることができます。

夕暮れ時に並ぶこよみのよぶねも美しい(画像提供:こよみのよぶね実行委員会事務局)

巨大な数字行灯と干支行灯はチームの手作り

「こよみのよぶね」のはじまりは2006年。現在、東京藝術大学長であり、岐阜市出身のアーティスト日比野克彦さんが「冬の長良川にみんなが集まる何かをみんなでつくろう」と発案したことがきっかけです。

1から12の数字と干支を象った行灯は、それぞれ名乗りを上げたチームが制作をします。デザインを考えるとこるから始め、デザインをもとに竹の骨組みで形をつくり、色を染めた美濃和紙を貼り、数ヶ月かけて仕上げていきます。

チームそれぞれの想いが込められた手作りの行灯は「こよみのよぶね」の開催日である冬至の日(2023年は12月22日)、長良川に集合します。

なぜ「長良川」で、なぜ「行灯」なのか?

「清流の国」とも呼ばれる岐阜は長年、川文化が育まれてきた地域です。長良川沿いでは恵まれた自然をいかした美濃和紙、提灯、和傘づくりなど、工芸や産業が栄えてきました。長良川鵜飼も1300年以上の歴史を紡いでいます。

いわば長良川は岐阜で育った人、岐阜で暮らしている人にとってのアイデンティティの一部です。その伝統文化を背景に、流れる行灯の灯りを眺めながら、思いを馳せることができるのです。

当日は長良川で一年に思いを馳せたり、灯りを眺めたり、人と会うきっかけにしたり

「こよみのよぶね」の当日の開始は夕方からですが、朝から鵜飼観覧船のりば周辺で、各チームで制作された巨大行灯が鵜飼観覧船にくくりつけられていく様子も見学することができます。お祭りの準備風景が見られることでワクワクした気分が味わえるのが「こよみのよぶね」の良いところ。

そして、いよいよ16時に鵜飼観覧船のりばに行灯が整列し、あかりが灯され、お披露目となります。ちょうど陽が落ちて刻々と空の色が変わっていく時間帯。行灯のあかりと夕景がコラボする、一年に一度の美しい風景を眺めることができます。

夕景をバックにしたこよみのよぶね
夕方、鵜飼観覧船のりばに並ぶ数字行灯(画像提供:こよみのよぶね実行委員会事務局)
鵜飼観覧船のりばに並ぶこよみのよぶね
行灯のあかりが美しい風景 Photo@ArtificalEyes(画像提供:こよみのよぶね実行委員会事務局)

17時30分に出船。干支船を先頭に1月〜12月の行灯が長良川へ出船し、19時まで長良川を回遊します。

長良川を流れるこよみのよぶね
長良川を回遊する数字行灯を乗せた鵜飼観覧船(画像提供:こよみのよぶね実行委員会事務局)

19時〜20時は長良川右岸プロムナードで巫女による「こよみっけ渡し」の儀式が行われます。「こよみっけ」とは、一年を振り返り、月ごとの思い出を書いた和紙の短冊です。一艘ずつ接岸し、巫女がこよみっけを船に渡し、みんなの思いを船に乗せます。同時に、日比野克彦さんによる各数字の解説も行われます。

こよみのよぶねの行事、こよみっけ渡し
こよみっけ渡し(画像提供:こよみのよぶね実行委員会事務局)
こよみのよぶねにこよみっけが乗せられる
こよみっけが船に乗せられる(画像提供:こよみのよぶね実行委員会事務局)

19時〜20時は長良川右岸プロムナードで巫女による「こよみっけ渡し」の儀式が行われます。「こよみっけ」とは、一年を振り返り、月ごとの思い出を書いた和紙の短冊です。一艘ずつ接岸し、巫女がこよみっけを船に渡し、みんなの思いを船に乗せます。同時に、日比野克彦さんによる各数字の解説も行われます。

こよみのよぶねの総がらみ
金華山をバックに、長良川に流れるこよみのよぶね(画像提供:こよみのよぶね実行委員会事務局)

20時30分、鵜飼観覧船のりばに船が戻り、行灯の和紙がはがされ、骨組みも解体されます。せっかく作られた行灯はあっという間に解体されてしまうのですが、これは次のスタートをきるための準備。翌年に行う左義長に備えてこの日は締めくくられます。

こよみのよぶねの行灯の解体風景
次のスタートに向けて、その日のうちに行灯を解体する(画像提供:こよみのよぶね実行委員会事務局)

行灯は翌年、長良天神で小正月に行われる左義長で焼かれ、次のこよみのよぶねに向けての始まりとなります。また、3月11日には、「とうほくのこよみのよぶね」として釜石市で「3」「・」「11」の行灯にあかりを灯す行事も行われています。

こよみのよぶねは誰もがどんな形でも参加できる行事です。流れる数字に思いを馳せる、行灯のあかりを単純に眺める、ご無沙汰している人との偶然の出会いを期待する、岐阜観光のきっかけに。ワークショップを行っているチームがあるので、行灯制作を手伝ったり、こよみっけに思い出を書いたりすることもできます。たくさんの人が関わり、人と人がつながりながら「千年続く行事」になるよう、続けられていきます。

「こよみのよぶね2023」 長良川周辺お出かけスポット

岐阜公園
金華山、長良川に囲まれた憩いの公園。
https://www.city.gifu.lg.jp/info/machizukuri/1007994/1008005/1008007.html

岐阜市長良川鵜飼伝承館(長良川うかいミュージアム)
長良川、鵜飼の情報が詰まった博物館。
https://www.ukaimuseum.jp

長良川を流れるこよみのよぶねに思いを馳せる冬の恒例行事
こよみのよぶね2023

コヨミノヨブネ2023

岐阜県岐阜市湊町(鵜飼観覧船のりば付近)、岐阜県岐阜市長良(長良川右岸プロムナード)
アクセス:【車】東海北陸道「岐阜各務原I.C.」より約20分 【公共交通機関】JR「岐阜駅」または「名鉄岐阜駅」より岐阜バス乗車、「長良橋」バス停、または「鵜飼屋」バス停下車すぐ

090-1568-9796(こよみのよぶね実行委員会事務局)
長良川うかいミュージアム(有料)、岐阜公園駐車場(有料)利用
http://www.koyominoyobune.org

※情報はページ上の更新日現在のものです。取材時と一部内容が異なる場合があります。

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この記事を書いた人

SAKURA編集部_Akiko.Iです!地元の美しい風景、四季の移り変わり、ワクワクなイベントを探求、発掘していきます。


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