岐阜咲楽|ぎふレポ!|開催レポート
岐阜市歴史博物館 企画展『ちょっと昔の道具たち』

昭和にタイムスリップした懐かしの空間で子どもたちには新鮮な道具の数々を展示

スタッフから炭が入った火鉢や湯を沸かす鉄瓶の説明を受ける小学生。(©️SAKURA編集部)

昭和10年ごろから同50年代までに使われていた道具を紹介。暖房器具がなかった時代、暖を取るために重宝された火鉢などが展示されるほか、波状の刻みがある洗濯板でタオルを洗ったり、井戸水の手押しポンプを操作したりする体験ができます。

ダイヤル式の公衆電話で話すなど、来場した子どもたちは初めて見て触れる道具に興味津々の様子でした。

「水が冷たい冬は大変だったよね」洗濯板の体験に悪戦苦闘!(©️SAKURA編集部)
井戸ポンプを操作する。(©️SAKURA編集部)
初めて手にするピンク電話で通話を楽しむ♪(©️SAKURA編集部)

蘇る昭和時代

会場は古き良き時代の昭和にタイムスリップ。ブラウン管テレビやちゃぶ台が置かれた民家の茶の間、駄菓子店を再現したコーナーがあり、懐かしい気分でいっぱいになります。主婦らが毎日使用していたローラー絞り機付き洗濯機。洗濯物を洗濯機側面にあるローラーを通してハンドルを回して脱水をしていました。

家族団らんの場だった茶の間(©️SAKURA編集部)
懐かしい駄菓子店の風景(©️SAKURA編集部)
ローラー絞り機付き洗濯機。この後、2槽式洗濯機が登場した。(©️SAKURA編集部)

尋常小学校の教室も

街角も再現しており、紙芝居屋さんが登場。自転車の荷台で来場者に紙芝居を聞かせる演出があります。壁沿いには、使い古されたダイハツ製オート三輪が“駐車”されています。
昭和10年頃の尋常小学校の教室では、甲板がフタのように開き、中に教科書や筆箱を入れていた木製二人机(複製品)と、イスが並び、セルロイド製の筆箱などが展示されています。

子どもたちに紙芝居を聞かせる(©️SAKURA編集部)
オート三輪が行き交った。(©️SAKURA編集部)
尋常小学校の木製二人机。(©️SAKURA編集部)
木製二人机とイス(©️SAKURA編集部)

改めて先人たちが築き上げた創意工夫の道具を見て、いま一度現代の生活を見つめ直してみませんか。

岐阜市の郷土の歴史をじっくり知ることができる施設
岐阜市歴史博物館

ギフシレキシハクブツカン

岐阜市大宮町2-18-1(岐阜公園内)
アクセス:【車】東海北陸道「岐阜各務原I.C.」より約20分 【公共交通機関】JR「岐阜駅」または「名鉄岐阜駅」より岐阜バス乗車、「岐阜公園歴史博物館前」バス停下車徒歩5分

058-265-0010
9:00~17:00(入館は16:30まで)
月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始
 2月12日・25日(2月24日は開館)
大人310円、小中学生150円
有(岐阜公園駐車場利用)
https://www.rekihaku.gifu.gifu.jp/

※情報はページ上の更新日現在のものです。取材時と一部内容が異なる場合があります。

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この記事を書いた人

SAKURA編集部_Gouji.N

SAKURA編集部の_Gouji.Nです。
高校野球などスポーツ観戦やお笑い、ラーメンが大好きです。愛する地元岐阜を駆け巡って、読者の皆さんに楽しい話題をお届けしたいです!


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