産地と消費者を結ぶコーディネーター。安定的に新鮮な青果物を供給する『岐阜中央青果』
野菜・果物の青果物、加工品の卸売販売業
寒さが厳しいこの時期、からだが温まる鍋料理に欠かせないハクサイやキノコ類など、生鮮食料品が全国から集まる「市民の台所」、岐阜市中央卸売市場。同市場で青果物の卸売りを一手に担うのが岐阜中央青果。入荷する青果物の価格を決めて、品質をチェック・仕分けし、量販店や小売店、飲食店に卸す仲卸業者や買参人に販売します。青木喜与昭社長は「品質の良いものを消費者の需要、天候に左右される生育状況などを考慮して、バランス良く安定的に青果物を供給するのが使命。令和5年度の取引数量は約16万5000トンに上り、取引金額は約455億7700万円になります。」と話します。
出荷情報・生育状況・見通しなどを確認
営業部には野菜部と果実部があり、営業部の社員は出荷元である全国の全農や経済連・JAなどの担当者と電話やLINEでやり取りをして出荷数量を決めていきます。青木喜与昭社長は「最近は異常気象や、ゲリラ豪雨による被害で収穫量に影響が出ています。販売担当者にとって天候状況のチェックは不可欠」とし、「顧客満足度を念頭に、思い描いた通りに交渉が進んで価格が決まった時の達成感はひとしおです」と話します。
朝昼夜問わず北海道から九州まで全国各地から青果物が運ばれてくるため、24時間体制で荷受けを行います。商品管理部の社員がフォークリフトで荷を下ろした後、検品を行い、仕分けします。また、商品によっては市場内の大型冷蔵庫で保管します。鮮度維持、衛生管理も重要な仕事なのです。
市民の生活に直結する重大な役目を担っている卸売販売業。青木喜与昭社長は「消費者のニーズを敏感に察知し、県内での物流を確立していく。一方で農家の減少により、青果品目が減っていく懸念があり、生産地と協力して供給源の支援をしていきたい」とし、と語りました。年末年始の賑やかな食卓を市場の新鮮な食材で飾ってはいかがでしょうか?
ぎふ市場朝イチ(関連店舗)、一般開放(仲卸店舗)のお知らせ
毎週土曜日に関連店舗でぎふ市場朝イチ 毎月第一土曜日に仲卸店舗で一般開放を開催しています。
(一部非対応の店舗あり)食料品や生活用品などをお求めやすい価格で販売しております。
詳しくは こちら
会社概要
岐阜中央青果株式会社
■代表取締役社長/青木 喜与昭
■設立/1970年5月
■従業員/123人
この記事を書いた人
SAKURA編集部の_Gouji.Nです。
高校野球などスポーツ観戦やお笑い、ラーメンが大好きです。愛する地元岐阜を駆け巡って、読者の皆さんに楽しい話題をお届けしたいです!
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