岐阜咲楽｜元気人 月10人リレー｜2025年8月 1,630人目｜
中林 綾さん

ダンスと出会ったのは小学生の頃、地元のダンススクールへ通い始めたのがきっかけ。「どちらかというと色々なことが割と器用にできていた子どもだった。」と話す中林さん。そんな彼女がダンスの道へ進む起点は、母になったことでもあった。元々は普通に会社員として働いていたそうだが、子育てをきっかけに、もっと自分に合う働き方、生き方があるのではないかと考えたとき、ダンスインストラクターという職業を選択されたそうです。

中林さんがダンサーとしてだけでなく、ダンスインストラクターとして本格的に”教える”という活動をスタートしたのは20歳から。現在では、岐阜や愛知のダンスタジオやスクールでレッスンを行っている。中林さんが主とするダンスジャンルは「JAZZ－ジャズ-」。基礎から表現力までを丁寧に指導、 また、一人ひとりが自分の感情や世界観などを踊りに乗せられるよう、音の取り方や細かい体の使い方などまでわかりやすく伝えています。 特に、中林さんがインストラクターとして教える上で大切にしているのは、”生徒が恥ずかしくないように、基礎や知識を大事にすること”。 中林さんのクラスの生徒は、未就学児の子どもたちから小学生、中学生、そして大人の方まで幅広く、初めてダンスに触れる人も、さらに本格的に上を目指したい人も通われているそうです。

まさに人生そのものだったと振り返るダンス舞台公演「優-you-」の開催。

そして、中林さんが初の自主公演を開催。2023年といえば、まだまだコロナ禍も収まらない時期。「やったことがないのにできないのは嫌、そしてやらずに終わるのも嫌。だからまずはやってみようと思った」と話す中林さんが主催したのは、2023年4月9日（日）に岐阜市じゅうろくプラザで行われたダンス舞台公演「優 -you-」。『あなたが寄り添えば、「憂」いは「優」しさになる。」をテーマに、数々の作品で観客を魅了し大盛況の中終演しました。中林さんは、自身のSNSの中で思っていた以上に舞台公演は「人生」そのもので、苦しいときも、初めてダンスを辞めたいと感じたときもあった、しかしその中で築いてきた周りの人に支えられて改めて気づかされたこともあったと振り返っていました。自分にもストイックで、精神的にも体力的にも自身を追い込みながらも１つ１つ乗り越え、形にして、表現していったのだと感じます。

これからやりたいこと、夢はありますか？

今後も岐阜・愛知を拠点に、バトルやショー、そして指導の場でさらに輝きを増していくであろう中林さん。「まだ自分がやったことないことはやりたい。 そして、インストラクターとしては、生徒たちに教えるというよりも自分が一歩前を進んで、背中を、姿を魅せていくことを大切にしている。その姿を見て生徒たちも感じてくれると嬉しい。」と話します。また、中林さんがもっとも武器としてる「JAZZ-ジャズ-」というダンススタイルは、ダンスコンテストやバトルの世界ではまだまだ厳しいジャンルだそうだが、中林さんはJAZZを極め、どんな場でも通用するようなフィールドを作ってあげたい。」と話します。

ダンスに懸ける情熱と行動力、そしてストイックさは、女性としてもダンサーとしても憧れるような存在です。またこれからも中林さんの活動やダンスを通した表現や発信が多くの人に感動と刺激を届けていくでしょう！