旬の“おいしい”をレポート!
☆2025年10月の食材☆
冬春きゅうり
取材産地/海津市
きゅうりの豆知識
ウリ科キュウリ属
インドのヒマラヤ南麓が原産地。6世紀後半に中国より日本に伝来し、薬用植物として栽培されていたものが、江戸時代には生食用として広く普及し始めました。きゅうりの成分は95%が水分量で、カリウム、ビタミンK、ビタミンCが豊富に含まれており利尿作用、むくみ改善に期待ができます。

シャキッとみずみずしい美味しさ!爽やかな香りでリフレッシュ♪品質の良さが魅力「冬春きゅうり」
木曽三川の豊富な水源に囲まれ、西に養老山脈が連なる海津市は、冬は伊吹おろしの強い北西風が吹くものの、伊勢湾からの海洋性気候の影響で四季を通じて温暖な気候となり、米や野菜、果樹栽培などの生産が盛んにおこなわれています。
『JAにしみの海津胡瓜部会』で生産する海津市のきゅうりは、岐阜県内の出荷量の約9割を占める一大産地として知られています。青臭さやえぐみが少なくほんのり甘味を感じるきゅうり。できる限り殺虫剤を使用せず、生物農薬(天敵製剤)という自然農薬を使用し、人にも環境にも優しいきゅうりづくりを目指しています。
同会に属している古田さんの圃場(ほじょう)は、7月に定植し11月まで栽培する『抑制きゅうり』と12月から6月まで栽培する『半促成きゅうり』の2作型できゅうりの生産を行っています。秋に行われる収穫作業は、朝7時から収穫作業が始まり、農家さんの手により5kgずつ箱詰めされ、集出荷場へ搬送します。40a(アール)の古田さんの農業ハウスは、ご両親とパートスタッフの4人できゅうり栽培を行っており、花芽がついてから実になるまで1週間というスピードの速いきゅうりの生長サイクルに対応されています。
古田さんにきゅうり栽培で一番注視している点を伺うと、摘心や枝の剪定のタイミング、見極めが一番大事とのこと。まっすぐで品質の良いきゅうりを作るコツは、毎日の見極めが肝心で、日々葉の色つや、実の付き方を観察することを大切にされています。
今後のきゅうり栽培の展望として、『灌水(かんすい)の自動化やドローンを使った遮光塗料の噴霧など新しい技術の導入』を模索されています。農業従事者の高齢化も懸念材料の一つとのこと。『海津のきゅうり』を引き継いでもらえる若者を広く募集したいと語ります。
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JAにしみの海津きゅうりDATA
栽培面積/633a(R6年)
生産量/1532t(R6年)
協議会員/31人(R7年)
主な出荷先/岐阜、三重、福井
主なスケジュール/
8月定植→9月~11月収穫
12月定植→1月~ 6月収穫

生産者さんのご紹介
海津胡瓜部会 技術長
古田憲隆さん
ご両親の代よりきゅうり農家を始められ、現在、海津胡瓜部会、技術長として新しい農法を取り入れるなど、積極的な姿勢で海津市の安全・安心なきゅうり農業に向き合っています。
「海津きゅうり農業に興味のある方、ぜひ遊びに来てください!」
取材協力/JAにしみの海津胡瓜部会
058-276-5305 (JA全農岐阜 園芸販売課)
JAグループさんに聞いた♪簡単で美味しい「きゅうり」レシピ
きゅうりのビール漬け
材料
・きゅうり……500g(1袋分)
[A]
・塩………12g(大さじ1)
・砂糖……20g(大さじ1と1/2)
・ビール…50cc
作り方
①きゅうりを洗って水をふき、1cmの斜め切りにする。
②袋に①とAを入れ冷蔵庫に1日~2日ほどおく。
③お皿に盛り付けて完成♪

この記事を書いた人
SAKURA編集部_Kanako.TSAKURA編集部の_Kanako.Tです。
小学生、女子2人の子供と一緒に冬はスノボー、オフはスケボーでアクティブに!食べること大好き!たまにお菓子作りで女子力up好奇心旺盛、頑張ります!











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