岐阜県|旬の食材|
フリルレタス|見た目華やか、シャキシャキ食感の水耕栽培のレタス

旬の“おいしい”をレポート!
☆11月の食材☆

フリルレタス

取材産地/岐阜市

キク科アキノゲシ属
レタスの歴史は古く、中国から日本へ渡り、平安時代に「ちしゃ」の名前で栽培され、煮て食べられていた。結球する品種が出てきて、生で食べられるようになったのは明治時代。品種も多く、水耕栽培のレタスもある。フリルレタスは結球しないグリーンリーフの一種。ビタミンやミネラルが豊富。

ハウス内にあるフリルレタスのほ場
岐阜県岐阜市/フリルレタス(©️SAKURA編集部)

ゴージャスなサラダにできる、食べ切りできる量だから使いやすい

ボリュームたっぷり、シャキシャキとした食感がサラダの素材にぴったりのフリルレタス。最後にさっと炒めて食感を残したレタスチャーハンやスープなど、火を入れてもおいしくいただける葉物野菜です。

アクアガーデンの古田彰さんは大型の施設でフリルレタスを水耕栽培しています。良質な井戸水を使い、施設には太陽の光がたっぷり入るため、しっかりとした株になり、品質の良いフリルレタスが収穫できるのが特徴です。

古田さんは以前、家業でもあったバラを栽培されていました。農場従事者として幅を広げたいという思いと、施設栽培の技術を生かすことができるだろうと15年前、難しいと言われたフリルレタスにチャレンジ。水耕栽培と言っても、季節や施設外の環境に大きく左右されるため、思い通りにならないことも多いそうですが、今では安定した数量を周年出荷できるまでになったと言います。

「フリルレタスの名前さえも知られていない頃から多くの方に支えられ、感謝している」と古田さん。播種、定植、管理、収穫に追われる毎日はアクアガーデンのチームワークで乗り越えながら、良質な商品を作っています。たくさんの繋がりやご縁で認知度を得てきた農作物とも言えるでしょう。

「まだまだ品質を高められる要素がある」と、さらに味も形も優れたものにし、ほかと一線を画すフリルレタスで売り手にも消費者にも喜ばれる商品を作っていきたいと、古田さんはさらなる挑戦を続けています。

天井が高いフリルレタスのハウス
天井を高くしたトンネル効果により、ハウスの横から風が入り、熱気を天井から逃す工夫がされています(©️SAKURA編集部)
フリルレタスが元気に育つ様子
みずみずしいフリルレタスが並びます(©️SAKURA編集部)
これから大きく成長していくフリルレタス
まだまだ成長途中ですが、すでに葉にギャザーが入っています(©️SAKURA編集部)
フリルレタスの圃場の様子
古田さんのほ場では夏と冬で品種を変え、一年を通して安定した数、品質のフリルレタスを栽培されています (©️SAKURA編集部)
袋詰めされたフリルレタス
袋詰めまで行い、出荷。店頭には写真の商品が並ぶ(©️SAKURA編集部)
太陽の光を浴びて育つ
水耕栽培のレタス(©️SAKURA編集部)
フリルレタスの葉の様子
切り込みが入っている葉が特徴的です(©️SAKURA編集部)
フリルレタスを使ったサラダの例
フリルレタスを使ったサラダ(©️SAKURA編集部)

いつものサラダに加えるだけで、ゴージャスサラダに!

えぐみが少なく、ほかの野菜の味に影響を与えないため、どんなサラダに入れてもおいしくいただけます。

古田さんのおすすめはシーザードレッシングやゴマドレッシングなど、味の濃いドレッシングをかける食べ方。トマトやコーンなど、赤や黄色の色味を加えると、さらに華やかになること間違いなし!

フリルレタス生産者のアクアガーデンの古田彰さん
アクアガーデン 古田 彰 さん(©️SAKURA編集部)

生産者紹介

アクアガーデン
古田 彰 さん

フリルレタスづくりのきっかけは、学生時代から「少人数の家族でも1球を食べ切れるレタスがあればいいな」と思い続けていたことと、青っぽさがない食べやすい味だったこと。何も分からない状態から始められ、毎日、栽培日誌をつけてきたことで、徐々に謎を解きながら、技術を高められてきました。フリルレタスに可能性を感じながら「選ばれる商品づくり」をされています。

取材協力/アクアガーデン、JA全農岐阜 園芸販売課
058-276-5305 (JA全農岐阜 園芸販売課)

※情報はページ上の更新日現在のものです。取材時と一部内容が異なる場合があります。

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SAKURA編集部_Akiko.Iです!地元の美しい風景、四季の移り変わり、ワクワクなイベントを探求、発掘していきます。

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