岐阜県|旬の食材|
岐阜えだまめ|長良川の肥沃な砂地で作られる安心・安全おいしいえだまめ

旬の“おいしい”をレポート!
☆7月の食材☆

岐阜えだまめ

取材産地/岐阜市

マメ科ダイズ属。大豆の若い種子で、さやが緑色の状態がえだまめ。タンパク質、ビタミンB1、ビタミンCを多く含み、栄養価に優れている。大豆としては古事記に記載があり、2000年ほど前から食べられ始めたとされている。えだまめとして食べられ始めた時代ははっきりしていないが、江戸時代中期の文献には記されている。

岐阜県岐阜市/岐阜えだまめ(©️SAKURA編集部)

今以上に品質を高めておいしく食べてもらいたい!

長良川によって堆積された肥沃な砂地を利用して、昭和32年頃、岐阜市島地区を中心に広がった「岐阜えだまめ」。ブランド枝豆として市場をはじめ、消費者から高い評価を受けています。

えだまめ部会は設立してから50年以上経ちました。現在、166戸の部会員がこれまでの生産者が築いてきた技術や信頼を受け継ぎながら、さらなる品質向上を目指しています。近年の気候の変動により、思うように栽培できないこともありますが、新たな生産技術や品種選定など、生産者や岐阜農林事務所 農業普及課などと共に研究を重ねています。

今年、2022年シーズンは順調に育っており、4月下旬から出荷が始まりました。味もおいしいえだまめが収穫され、出荷は11月中旬頃まで続きます。

平成15年から本格導入された「防虫ネット」を使用することで、病害虫を避けることができ、農薬の使用回数の削減に努めています。

また、涼しい時間にえだまめを収穫をし、選果場では市場への出荷まで予冷庫に保管すること、鮮度保持フィルムを利用することで、できる限り鮮度を保ったまま店頭に並べることができています。これらの取り組みには「安全・安心、消費者においしく食べて欲しい」という生産者の気持ちが込められています。部会全体でGAP(農業生産工程管理)にも取り組み、品質のたかい岐阜えだまめを提供しています。

防虫ネットを使うことで、農薬の使用削減に取り組むほ場(©SAKURA編集部)
実が大きくなる前のえだまめのさや。順調に育っている(©SAKURA編集部)
収穫されたえだまめは生産者によってさやが枝から外され、岐阜市内の選果場に運ばれてくる(©SAKURA編集部)
JAぎふ曽我屋枝豆選果場の様子。大きさと品質を選別し、袋詰めをする作業が行われている(©SAKURA編集部)
パッケージに描かれた岐阜えだまめのイメージキャラクター「まめたん」が目印!(©SAKURA編集部)
茹でる前に、多いかな?と思う程度の塩で揉む(©SAKURA編集部)
えだまめは塩と一緒に茹でる(©SAKURA編集部)

えだまめをおいしく食べる茹で方

鮮度がおいしさを左右するため、購入後、すぐに茹でましょう。

1.茹でる用の水100mlに対して4gの塩を用意する。
2.袋から出したえだまめを水洗いし、1で用意した塩で軽く塩もみをする。
3.沸騰したお湯に塩ごと枝豆を入れる。
4.アクを取り除きながら5分茹でる。
5.茹で上がったらざるにあげ、自然に冷ます。

JAぎふ えだまめ部会 部会長 市川雅己さん(©SAKURA編集部)

生産者紹介

JAぎふ えだまめ部会 部会長
市川 雅己さん

岐阜市島地区で45年以上、岐阜えだまめの生産に携わっている市川さん。コロナ禍は消費者とのつながりがもてず、さみしい気持ちになったとのこと。「私たちの目線だけで生産するのではなく、消費者の方々の声も取り入れながらみなさんに喜ばれるものを作りたい」と、先輩たちが培ってきた高品質のえだまめづくりの技術を受け継ぎながら、「おいしいえだまめ」を第一に考え、精力的な生産に取り組んでいます。

取材協力/JAぎふ えだまめ部会、JAぎふ、JA全農岐阜 園芸販売課
058-276-5305 (JA全農岐阜 園芸販売課)

※情報はページ上の更新日現在のものです。取材時と一部内容が異なる場合があります。

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SAKURA編集部_Akiko.Iです!地元の美しい風景、四季の移り変わり、ワクワクなイベントを探求、発掘していきます。

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