たまり醤油づくり一筋、木桶仕込みにこだわる『山川醸造株式会社』
工場見学 工場直売所

大迫力の木桶がずらり!濃厚なたまりの香り漂う蔵を見学
創業以来、日本で最も希少な醤油のひとつ「たまり醤油」の木桶製造にこだわり。原料や製法、木桶の歴史や役割など、実際に仕込みを行っている現場を歩きながら見学できます。
蔵見学ツアー
【開催日時】月~金曜、第1・3土曜
①9:00~12:00 ②13:30~17:00
【所要時間】約45分
【料金】大人1,000円/人 小学生500円/人
【予約】完全予約制 (電話または公式HP)
醤油の種類や製造工程の説明、木桶の並ぶ蔵見学、醤油の味比べ、試食など充実の内容。


みなさんは「たまり醤油」と聞いて、どんなイメージを持ちますか。「お刺身につけるような、ちょっと濃い醤油」と思っている方も多いかもしれません。日本の食卓に欠かせない醤油ですが、実は大きく5つの種類に分けられています。
私たちが日頃スーパーなどでよくみかける「濃口しょうゆ」、色が淡くて関西でメジャーな「淡口しょうゆ」、主に愛知・岐阜・三重の東海三県で生産される「たまりしょうゆ」、塩水ではなく生揚醤油で仕込む「再仕込みしょうゆ」、小麦が主原料の「白しょうゆ」です。
一般的な「濃口」「淡口」「再仕込み」は、大豆と小麦を半分ずつ使います。小麦が含まれることで、あの香ばしい香りが生まれます。一方、「たまり」は原料のほとんどが大豆です。そのため、香りは穏やかですが、大豆本来の旨味がしっかりと凝縮されています。
仕込みに使う水の量も違います。「たまり」は「濃口」に比べて使う水の量が少なく設定されており、水が少ない分、たまり特有のとろりとしたコクが生まれます。たまり醤油は、2円~2年半以上の歳月をかけてじっくりと熟成させるため、大豆と塩が融和し、濃厚でまろやかな味になります。他のしょうゆよりも濃い色に仕上がるのは、じっくり時間をかけた「熟成の証」ですね。
木桶仕込みを将来に残すために

山川醸造のたまりづくりを語る上で欠かせないのが「木桶」の存在です。木桶仕込みならではのまろやかな味わいを守り続ける一方で、大きな壁に直面しています。その背景にあるのは、木桶職人の減少という業界全体の危機です。この状況を打破すべく立ち上がったのが、職人を育成し、木桶文化を次代に繋ぐ「木桶職人復活プロジェクト」。かつての山川醸造では、酒蔵や醤油蔵から譲り受けた中古の桶を修理しながら大切に使い繋いできましたが、プロジェクトの志に賛同し、2019年に初めてとなる「新桶」を導入しました。
さらに2026年2月には、創業以来2本目となる新桶を導入。歴史をただ守るだけでなく、自ら新たな歴史を創り出す。100年先を見据えた山川醸造の挑戦は、伝統の継承に向けた確かな一歩を踏み出しています。


木桶づくりにこだわった、たまり醤油一筋
山川醸造株式会社
ヤマカワジョウゾウカブシキガイシャ
岐阜県岐阜市長良葵町1-9
アクセス:
岐阜バス「長良北町」下車徒歩5分
公式サイト
058-231-0951
8:00~17:00(直売店「たまりや」)
日曜、祝日、第2・4土曜
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tamariya.com
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この記事を書いた人
SAKURA編集部_Mayuka.YSAKURA編集部_Mayuka.Yです!
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