旬の“おいしい”をレポート!
☆2025年7月の食材☆
岐阜えだまめ
取材産地/岐阜市
えだまめの豆知識
マメ科ダイズ属
弥生時代稲作とともに中国華北周辺より伝来。えだまめは未成熟な大豆を収穫したもの。タンパク質、カルシウム、鉄、ビタミンB群のほか大豆にはないビタミンCや葉酸などが豊富です。メチオニンというアミノ酸も含まれておりアルコール分解を助ける働きがあります。

大粒で甘みの強い「岐阜えだまめ」ブランド おやつにもお酒のお供にもぴったり!
昔、田んぼの畔(あぜ)を利用し、農家さんが自家消費用として作られてきた「えだまめ」は、昭和32年から作付面積が増加し、「岐阜えだまめ」として本格的な栽培が始まりました。長良川から運ばれてくる肥沃で水はけのよい土壌は、えだまめ栽培と相性が良く、品質の良いえだまめの生産に適しています。岐阜の地質を生かし気候に合わせた栽培法は、長期間の生産・収穫が可能となり「岐阜えだまめ」としてブランドを確立してきました。「岐阜えだまめ」は、鮮やかな緑色でふっくらと実が大きいのが特徴。大粒で甘味の深い「岐阜えだまめ」は、1月からハウス栽培が始まり、トンネル栽培、露地栽培へと季節に合わせて作付スタイルも変化していきます。防虫ネットの使用、農薬の使用回数を軽減し収穫されたえだまめは、選果場に集められ、3回の選別の後商品として袋詰めされます。JAぎふえだまめ部会では、えだまめの鮮度、品質保持に細心の気配りがされています。
日本全国に400種類ものえだまめが生産されている中、JAぎふえだまめ部会で作られているえだまめは、生産技術の高さや経験が生かされ「岐阜えだまめ」のブランド力へとつながってきました。長いえだまめ栽培の歴史の中、試行錯誤を繰り返し現在の生産体制に至るまで、丁寧な手間と労力がかけられ丹精込めて作られます。昨今、農家の高齢化により部会員数は、減少傾向にありますが、「岐阜えだまめ」を絶やさないよう、作付面積や出荷量を維持できるように、2世代3世代目を継ぐ若手農家さんに期待の目が向けられています。
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岐阜えだまめ生産DATA
生産量/約503トン
栽培面積/約85ha
部会員 /152戸(JAぎふえだまめ部会)
主な出荷先/岐阜県、愛知県、関西方面など
栽培スケジュール/1月~8月[播種]→4月中旬~11月[収穫]栽培時期によりハウス、トンネル、露地・防虫ネットと作型が変化します。

生産者紹介
JAぎふえだまめ部会
栗本和弥さん
祖父の代より「岐阜えだまめ」の生産に携わり、約8品種のえだまめの栽培をされています。お盆、正月以外は休みなく、毎日高品質なえだまめづくりに取り組まれています。
取材協力/JA全農岐阜 園芸販売課
058-276-5305
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鮮度が命!購入後はすぐ茹でよう



この記事を書いた人

SAKURA編集部の_Yumi.Sです。
趣味は、水泳、読書など。地域に根差した役に立つ情報をわかりやすく、お伝えできたらと思います♪
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