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岐阜関ケ原古戦場記念館で動く合戦図屏風、公開!

2024/3/17(日)~展示中!人気武将や騎馬隊が動く!デジタルアート作品「関ヶ原群像図屏風」

天下分け目の戦を描いた「関ヶ原合戦図屏風」(関ケ原町所有)は、同館を代表する展示物。この屏風に描かれた人物約700人が約3分間のループで動き回るデジタルアート作品「関ヶ原群像図屏風」が2年の時をかけて完成。「ずっと見ていても飽きない」と観光客にも好評です。

僕の好きな本多忠勝がいる!(ⒸSAKURA編集部)
小山に敷かれた布陣(ⒸSAKURA編集部)
赤備えの井伊直政の陣(ⒸSAKURA編集部)
65インチ(W140×H80㎝)の画面6枚が並ぶデジタル屏風(ⒸSAKURA編集部)
「一人ひとりに物語がある群像劇です」制作者の重田佑介さん(ⒸSAKURA編集部)

スクリーン映像や音響が炸裂する1階シアターの後は、2階展示室で静かなひとときを。武将の書状や甲冑、合戦図屏風などが、実物・複製を交えて展示されており、 関ケ原の戦いの発端から終結までの歴史的資料をこの目で確かめることができます。中でも、兜が奇抜な武将の甲冑レプリカや、人物が動く合戦図屏風などは人目を惹く展示物です。

インスタレーション「関ヶ原山水図屏風」重田佑介作/人物が動く不思議な屏風図絵(ⒸSAKURA編集部)

天下分け目の「関ケ原の戦い」に最新技術を駆使してタイムスリップ!

大人も楽しめる!注目ポイント
①五感を使って、楽しく関ケ原の戦いを学べる
②最新技術を駆使したシアターなどで、戦場に立った気分になれる
③クロマキー撮影で、合戦図絵風の珍しい家族写真が撮れる

火縄銃を構えて、家族で合戦図絵の登場人物に(クロマキー撮影)(ⒸSAKURA編集部)

五感を使って「関ケ原の戦い」に潜入!体験型歴史スポット

天下分け目の戦いとして名高い「関ケ原の戦い」。まち全体がこの古戦場である岐阜県関ケ原の地に2020年秋にオープンした岐阜関ケ原古戦場記念館は、合戦当日に迷い込んだ気分になれる体験型の歴史施設です。

慶長5年(1600年)、徳川家康率いる東軍と石田三成率いる西軍、総勢15万人以上が集結し、関ケ原で壮絶な戦いを繰り広げました。同館では、東西武将の人物像などもふまえて、合戦の始まりから終わりまでを楽しく刺激的に紹介。1階のシアターやグラウンド・ビジョン、2階の展示室や戦国体験コーナー、5階の展望室などで、最新技術を駆使して合戦を体感することができます。400年以上前にこの地に刻まれた歴史を紐解いてみませんか。

戦場の風が吹き、地の響きが伝わる戦国体感シアター

有名武将たちの合戦当日の動向や戦闘シーンなどが映し出されるシアター。楕円型スクリーンは客席横まで広がり、迫力満点!(ⒸSAKURA編集部)

同館一番の見どころは、最新技術を駆使した1階のシアター(事前予約制)です。視界の端まで風景が広がる4.5m×13mの楕円型スクリーンは迫力満点。刀を振りかざした武将が目前に迫り、火縄銃の音や馬蹄のとどろきが椅子の振動で伝わり、実際に風まで吹きつける驚きの仕掛けにより、あたかも合戦のその場に立っているような気分になります。

歴史に詳しくない人でも、シアターの前のグラウンド・ビジョンで関ケ原の戦いについておさらいできるので大丈夫。グラウンド・ビジョンとは巨大な床面スクリーンのことで、ここに映し出された日本列島や関ケ原の地図で東西陣営を俯瞰し、合戦の前哨戦から当日までの流れをつかみます。講談師・神田伯山さんの味のあるナレーションに耳を傾ければ、国中を巻き込んだ戦いの全貌が明らかになるでしょう。シアターとグラウンド・ビジョン合わせて約30分の戦国スクリーン体験です。

シアターの前に、鎧武者が待ち受けるグラウンド・ビジョンへ 。照明が落とされ、期待が高まる(ⒸSAKURA編集部)
巨大な床面スクリーンに映し出される映像を俯瞰できるグラウンド・ビジョン(ⒸSAKURA編集部)
刀を振りかざし、目前に迫ってくる武将は、画面から飛び出てきそうな迫力!(ⒸSAKURA編集部)
大軍が押し寄せると、大地の震動が椅子からリアルに伝わる(ⒸSAKURA編集部)
体験口コミ

椅子がブルブル振動したり、生暖かい風が顔にかかったりして、もうびっくり!関ケ原の戦いのすごさを実感できるシアターです。楽しかった!

火縄銃も旗印も、なんでも手で持ってみよう!戦国体験コーナー

2階の戦国体験コーナーでは、本物そっくりの火縄銃や刀に実際に触れたり、持ち上げたりすることができ、その大きさや重さなどを実感できます。

また、戦いの場に欠かせない旗印や馬印、采配や軍配、陣鐘なども展示され、実際に使ってみることができます。

火縄銃(レプリカ)を構える姿もキマっている男の子(ⒸSAKURA編集部)
徳川家康の馬印(手前)と石田三成の旗印(後ろ)を持ってみよう(ⒸSAKURA編集部)

《今注目はコレ》戦国武将になりきって、とっておきの家族写真を!

合戦図絵と合成したクロマキー撮影(ⒸSAKURA編集部)

戦国体験コーナーでぜひ試してみたいのがクロマキー撮影。陣羽織を着て、火縄銃や刀などを手にし、グリーンの背景の前でポーズを取るだけで、合戦図絵の中に入り込んだような不思議な写真になります。クロマキー撮影とは、映像の一部を透明にして、そこに別の映像を合成する技術のこと。データはスマートフォンに送る仕組みです。好みの合戦図絵を選び、家族や友人と武将気分で写ってみましょう。

カッコよく刀を持って、合戦風にポーズ!(ⒸSAKURA編集部)
体験口コミ

面白い写真ができました。入場料だけでこんな撮影もできちゃうなんて、うれしいですね。家族旅行の良い思い出になりました。

古戦場を一望できる360度ガラス張りの展望室へ

岐阜関ケ原古戦場記念館は徳川家康最後陣地に隣接しているため、この辺りは関ケ原の戦いの中心地といえるでしょう。 古戦場を一望できるのは、最上階 (5階)にある高さ約28mの展望室です。360度全面ガラス張り仕様のため、周囲のまち並みや、それを取り囲む丘や山々がはっきりと見えます。

のどかな関ケ原の景色の中に、武将たちの陣跡があるので探してみましょう。北方面には石田三成が布陣した笹尾山や決戦地、東方面には黒田長政陣跡、南方面には小早川秀秋が布陣した松尾山などを見ることができます。目印は陣跡に立つのぼり旗です。同館見学後は、展望室で確かめた陣跡や史跡にレンタサイクルなどで出かけ、古戦場めぐりをするのもおすすめです。

古戦場風景に囲まれた5階展望室(ⒸSAKURA編集部)
石田三成の陣跡がある笹尾山が正面に見える(ⒸSAKURA編集部)

武将イベントや戦国ショッピングも楽しみたい!

1階には広域観光情報コーナーがあり、古戦場や史跡めぐりに役立つパンフレットが充実しています。同コーナー前にある日付入りの記念撮影スポットも最後に押さえておきたいポイント。なお、別館には戦国・歴史グッズや岐阜県産品が充実したお土産ショップと、関ケ原の戦いや参戦武将をイメージしたオリジナルメニューが揃うレストラン&カフェがあるので、一服がてら立ち寄ってみましょう。

戦国イベントも見逃せません。毎月第1日曜日を中心に、古戦場おもてなし武将隊「関ケ原組」などのイベントが予定されています。芝生広場で武将の演武やクイズなどを楽しみませんか。また、夏休みには子ども向けのイベントも開催予定です。お楽しみに!

古戦場おもてなし武将隊「関ケ原組」(ⒸSAKURA編集部)
武将家紋入りの幕を背景にした記念撮影スポット(ⒸSAKURA編集部)
数量限定の「関ケ原合戦弁当」[伊吹庵](ⒸSAKURA編集部)
戦国武将の刀剣レプリカ[別館ショップ](ⒸSAKURA編集部)
関ケ原の戦いをテーマにした体験型歴史施設
岐阜関ケ原古戦場記念館

ギフセキガハラコセンジョウキネンカン

岐阜県不破郡関ケ原町関ケ原894-55

アクセス:【電車】JR「関ヶ原駅」より徒歩約10分【車】名神高速道路「関ケ原IC」より約10分

0584-47-6070
9:30〜17:00
月曜(祝日の場合は翌平日)、12/29~1/3
一般500円、高・大学生300円、中学生以下無料
有(無料)
https://sekigahara.pref.gifu.lg.jp/

※情報はページ上の更新日現在のものです。取材時と一部内容が異なる場合があります。

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この記事を書いた人

Sakura編集部_Keiko.H

SAKURA編集部_Keiko.Hです!新しい何かを見つけたとき、誰かと出会ったときの”感動”が好きです。皆さまが小さな感動、大きな感動とたくさん出会えますように、コツコツ情報発信をしていきたいと思います。


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