岐阜市の生涯学習イベント『長良川大学』単位認証式と記念講演会レポート!
2月10日(土)、岐阜市生涯学習取り組みの一環である『長良川大学』の単位認証式と記念講演会が、みんなの森ぎふメディアコスモス・みんなのホールで開催されました。
『長良川大学』では、多くの単位を取得した方に賞讃状を授与し、壇上にてインタビュー。記念講演会では、“ヤングケアラーの現状と支援”というタイトルで、現在の社会問題の一つをピックアップし、第一人者である濱島淑恵氏が登壇されました。
そもそも『長良川大学』って?
『長良川大学』は、実在する大学ではありません。岐阜市の生涯学習を促す制度の名前なのです。岐阜市が、市民に対して何かを学ぶきっかけづくりで生まれた生涯学習の取り組みで、平成8年度から開催されているそう。
『長良川大学』には、大学らしく、学部もそれぞれ分かれており、“一般教養学部”、“地域力創造学部”、“市民講師養成学部”、“地域マネジメント学部”の4学部から構成。開講されている講座も1000講座近くあることで、ご自身のお好きな内容の講座を受けていただけるのが特徴です。
令和5年度の出席者を代表し、岩田敏子さんと宮﨑春次さんへ、インタビュー!
今回の単位認定式は、“一般教養学部”の年間受講者を表彰するイベント。壇上に立たれていたのは、岩田敏子さんと宮﨑春次さん。 お二人から、『長良川大学』に参加されたきっかけと、今後のご予定などを伺ってみました。
※一部、受賞者スピーチの抜粋
宮﨑春次さん
宮﨑さんは、現在89歳。今回の受賞者の中では最高齢にあたります。 元々は、講座の中にあった体操教室への参加が取り組みのきっかけ。
体操教室は週の決まった時間に行われることでスケジュール管理が行いやすく、この講座受講を皮切りに、徐々に受講講座が増えていったそう。
今回は16単位を取得されたことでの認証となりました。
岩田敏子さん
岩田さんは、お好きな文学作品の講座があったことで、受講を開始。ご自身の興味のある分野の講座を中心に受講されている様子。2024年度もお好きな文学作品の講座が開かれるということで、受講を予定しているとのこと。
足が悪くなったとおっしゃっておりましたが、まだまだ学ぶ意欲の絶えないとても活発な印象を受けました! お二人とも活動的で、学ぶ意欲に溢れていました!
咲楽取材班の私も岩田さんたちの様な積極性が必要ですね!
記念講演“ヤングケアラーの現状と支援”
続いて開催されたのは、記念講演『濱島淑恵氏による“ヤングケアラーの現状と支援”』。 濱島淑恵氏は、大阪公立大学・現代システム科学専攻の准教授であられ、ヤングケアラー研究の第一人者。 ヤングケアラーとは、本来大人が行うはずの家事や家族の世話などを日常的に行わざるを得なくなっている子供たちのこと。責任や負担により、友人関係や学業に影響が出ると言われています。
そんな社会問題となる“ヤングケアラーの現状と支援”を専門家の視点を踏まえて解説していただきました。 こういった普段自分と関わりが薄いとされる内容を、専門家の意見を踏まえて知ることが長良川大学の醍醐味。 『長良川大学』HPでは、様々な種類の学習機会を講座として提供しています。週末の空いた時間に“学びの時間”を設けてみるのも良いアイデアかもしれません。
岐阜市の行う生涯学習の取り組み
岐阜市役所 男女共生・生涯学習推進課
ギフシヤクショ ダンジョキョウセイ・ショウガイガクシュウスイシンカ
問/岐阜市役所 男女共生・生涯学習推進課
058-214-4792
この記事を書いた人
旅行が好きで、休みの日は東海だけでなく、色んな場所に遊びに行ってます!年に一回、中津川の栗しるこを食べる事が、僕たち家族の習わしです笑
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