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ファイバークレーズ株式会社

大学で研究した世界初の技術で繊維の新しい可能性を追求！

ファイバークレーズ株式会社は、岐阜大学発のベンチャー企業。社名の由来は、繊維を表すファイバーと、素材に空けられたナノスケールの“あな”を意味するクレーズを組み合わせた造語です。創業者の長曽我部 竣也さんは、岐阜大学大学院在学中に、所属する武野明義教授の研究室が生んだ特許技術を商品化すべく、「埋もれていた技術の新たな価値を見つけ、社会につなげることで、未知なる可能性を発掘したい」という使命感をもって起業しました。また、一宮市出身で、繊維産業が盛んであった故郷の衰退を目の当たりにして、自分達の研究してきた技術で地域貢献ができないかと考えたのも起業の一因です。

実際には、岐阜大学の研究から生まれた「繊維やフィルム素材の多孔化技術」から高機能性素材(素材に空けられたナノスケールの“あな”に、防虫や保湿の成分を閉じ込めた機能性繊維など)の開発を行っています。この技術を使って、防虫素材の衣料も開発しており、実現できれば、世界で感染症の多い地域に導入して社会課題の解決にも役立つといいます。あらゆる成分を閉じ込め、豊富な機能性を付与できるのが強みです。また、長曽我部さんは世界的に有名な経済誌『Forbes』の2023年Forbes Japan 30 Under 30(世界を変える30歳未満30人)にも選出されるなど注目を浴びています。世界が誇る素材を創るというミッションのもと、仲間と共に、日々研究開発に打ち込んでいます。

長曽我部さんについて

長曽我部さんは、小・中・高・大学でもずっとサッカー一筋に打ち込んできたそう。起業する中で様々な困難に立ち向かいながらも、粘り強く研究や交渉を続けれているのも、サッカーで培ってきた体力や精神力、チーム力が役に立っているとのことです。多忙な日々の中でも、筋トレや、金華山ハイキングでリフレッシュする時間も大切にしています。そんな時に、何気ないアイデアがわいてきたり、ヒントが浮かぶそうです。また、読書では、洋書で“アルケミスト”や“星の王子様”なども読むそうで、上手にオンとオフを切り替えながら過ごしています。
起業の経験を買われて、セミナーで講演したり、学校に出向いて、未来を担う子供たちに起業について話す機会も多くなったそうです。今後、第二、第三の長曽我部さんのような若者が増えていってほしいですね！

ファイバークレーズ株式会社の今後の展望

今後は、ファイバークレーズの技術を生かして、消費者の皆さんが実際に手に取ってもらえるような商品の製品化に結びつけたいと考えているそうです。様々な成分を繊維の中に入れることが可能なので防虫素材は勿論、着るだけで保湿ができる素材など範囲は無数にあります。この技術を使って、世界的な社会課題の解決に取り組みたいと、長曽我部さんは熱く語られました。是非、興味をもたれた方、企業の方も、ファイバークレーズまでお気軽にお問い合わせください！