水難から地域守る伝統行事 幻想的な宵やま 水園を巡行
江戸時代の享保年間から川島地域で行われていた川まつりを基にしたイベント。28日夜は365張りの提灯が飾り付けられた「やま」を乗せた舟が木曽川水園を巡行し、幻想的な雰囲気に包まれました。泡かけ祭りは、降り注がれる泡に子どもらが泡まみれになり、はしゃいでいました。
江戸・享保年間が起源 36年前に復活
各務原市文化財課によると、木曽川が流れる川島地区は、水難から地域を守る願いを込めて、江戸時代の享保年間から村ごとで毎年夏に川まつりが行われていました。戦前までは各地域で行われていたが戦後衰退し、1963(昭和38)年まで続いていた渡・北山町を最後に一旦途絶えていました。
1988(昭和63)年に復活し、その後、河川環境楽園の木曽川水園で、かわしま燦々夏まつりのメーン行事「かわしま川まつり」として、毎年7月に行われています。川まつりは新型コロナウイルスの影響などで、5年ぶりの開催となりました。
やまは一年間を表す365張りの提灯が飾り付けられています。やまには地元住民らでつくる「かわしま川祭り運営委員会」のメンバーが乗り込み、おはやしを演奏します。昼やまと宵やまがあり、水園を巡行します。
宵やまでは、おはやしが河川環境楽園内を道行きした後、夕やみの中、やまに乗りました。
灯りで輝くやまは、水園をゆっくりと巡行。笛や太鼓の音が水園に響き渡り、大勢の来場者がその様子を見守っていました。
泡かけ祭り大フィーバー
オアシスパークのガラスドームでは、小学生までを対象にした「泡かけ祭り」が27、28日の両日、開かれました。バブルマシーンから放たれる泡が次々に降り注ぎ、子どもたちは「オーッ」「キャー」などと歓声を上げていました。
アユのつかみ取りがあったほか、各務原キムチフランクやクレープ、かき氷などがブースで販売され、来場者は真夏の祭りを満喫していました。
川島地区まちづくりイベント実行委員会(各務原市観光交流課内)
カワシマチクマチヅクリイベントジッコウイインカイ
岐阜県各務原市川島笠田町
問/川島地区まちづくりイベント実行委員会(各務原市観光交流課内)
058-383-1111(代)
9:30~21:00
この記事を書いた人
SAKURA編集部の_Gouji.Nです。
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