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岐阜現代美術館

2館で様々な展覧会を開催中!世界有数の篠田桃紅作品を有する『岐阜現代美術館』

岐阜県関市にある美術館『岐阜現代美術館』は、世界有数の篠田桃紅作品を有する美術館です。篠田桃紅作品以外にも新進の美術家を多く取り上げており、注目を集めています。2024年夏から秋にかけては、2つの展覧会を開催しています。

企画展

◆荒川修作 Meaning of Colors

開催中~2024/9/21(土)

大地館にて開催。版画の技法を生かした色の表現とその意味の変化に注目!

企画展

◆篠田桃紅 朱のかたち

2024/9/30(月)~12/18(水)

桃紅館にて開催。作品を彩る朱や大胆に画面を構成する朱のすがたに注目!

養老天命反転地などの建築で知られている、荒川修作に関する展覧会

2024年9月21日(土)まで開催予定の展覧会「荒川修作 Meaning of Colors」では、17作品展示されています。養老天命反転地や三鷹天命反転住宅といった特異な形体と極彩色の建築で知られる荒川修作。作品たちを新たに見つめなおす機会になるはず。

荒川修作 Meaning of Colorsの様子(画像提供:岐阜現代美術館)
荒川修作 Meaning of Colorsの様子(画像提供:岐阜現代美術館)

1950年代末の日本において、コンクリートの塊を箱に横たわらせた棺桶と呼ばれるシリーズで頭角を現した荒川。61年の渡米後から制作を始めたダイアグラム(図式絵画)で物体の輪郭や移動の軌跡を淡く多様な色で示し大きく作風を変えたそうです。そこから発展し70年に発表された《意味のメカニズム》では、画面上の色彩そのものが思考実験の一要素となり、以降の体験型の作品や建築において色彩は空間を構成するものになりました。

今回、「大地館」で開催されているこの展覧会では、意味のメカニズム発表後に制作された、鮮烈な色彩と対照的なグレートーンとが同居する《”No!” Says the Signified Untitled》のシリーズを中心に展示されています。

岐阜現代美術館「大地館」外観(画像提供:岐阜現代美術館)

朱の表現を楽しむ、篠田桃紅に関する展覧会

墨を使った抽象絵画で世界的に評価された篠田桃紅。2024年9月30日(月)~12月18日(水)まで桃紅館にて「篠田桃紅 朱のかたち」を開催します。一条の線となって作品を彩る朱や大胆に画面を構成する朱のすがたなどに注目した展覧会です。深遠な墨の世界とはひと味ちがう朱の表現を楽しんでみてはいかがでしょうか。

篠田桃紅のアトリエを忠実に再現。(画像提供:岐阜現代美術館)
岐阜現代美術館「桃紅館」外観(画像提供:岐阜現代美術館)

また、2024年3月28日に開館した「桃紅館」では、世界に誇る篠田桃紅コレクションを所蔵しています。1階に展示室、2階には篠田桃紅のアトリエを忠実に再現したスペースがあります。桃紅の思索と制作の場であったアトリエで、2021年当時の様子を復元しています。実際に、東京・南青山のマンションにあった桃紅のアトリエから取り外しが可能な部材をすべて移設されたそう。数々の作品を生み出した空間を、ぜひご自身の目で確認してみてください。
アトリエをご覧になったあとに桃紅の作品を鑑賞するのもおすすめです。

アートを巡る秋をご紹介してくれたのは…

岐阜現代美術館/スタッフさん

桃紅館と大地館、2館あわせてご覧ください!

(画像提供:岐阜現代美術館)
岐阜現代美術館

ギフゲンダイビジュツカン

岐阜県関市桃紅大地1

0575-23-1210
9:30~17:00
第2、4土曜、日祝日、年末年始、展示替期間
桃紅館:一般500円、団体(20以上)400円、高校生以下無料、大地館:無料
http://www.gi-co-ma.or.jp/

※情報はページ上の更新日現在のものです。取材時と一部内容が異なる場合があります。

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この記事を書いた人

SAKURA編集部_Mayuka.Y

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