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、Roam Couch(ロームカウチ)さん作品

世界的アーティストの壁画でパシャリ!撮影距離で表情が変わる!

「Rainbow inc./Boston」岐阜市徹明通2-18( 画像提供:RoamCouch )

安八町出身のストリートアーティスト、Roam Couch(ロームカウチ)=本名・小川亮=さんは、ステンシル技法により精巧でロマンチックな作品を制作し、世界を舞台に活躍しています。建物やコンテナなどに壁画を描き、県内に約20カ所、国内外合わせて40カ所ほどに作品を残しています。故郷の活性化を目的に県内でも精力的に活動しています。

作者からのひと言

壁画は近距離、中距離、遠距離と3つのポイントで観る事で、違った表情になります。色、デザイン、全ての表情が変わるのを3点で実感してほしいです。

「Chaser」岐阜市茶屋新田3-111 Steadyauto( 画像提供:RoamCouch )

独自のステンシルペインティングを確立

1976年生まれのRoamCouchさんの本名は小川亮さん。日本の漫画に影響を受けて、幼少期から絵を描き始め、18歳でデザイナーとして活動を開始しました。その後、重い病気を患ったことをきっかけに、人生とキャリアを見つめ直し、アーティストになることを決意しました。

2011年に『RoamCouch』と名乗り、本格的にアーティスト活動を開始。50層以上にも及ぶ手作業で切り抜いたステンシルを用いて、精巧でロマンチックな作品を制作し、国内外の個展やグループ展で発表しています。緻密で深みのあるステンシルペインティングは、従来のステンシルアートのイメージを一変させました。2014年にはニューヨークで初の個展「A Beautiful Life」を開催し、コレクション全品完売という快挙を成し遂げました。


「When you wish upon a star/Oxford」大垣市坂下町136( 画像提供:RoamCouch )



美濃和紙と融合した「ネオ浮世絵」

2014年より「Emotional Bridge Project」というプロジェクトを立ち上げ、故郷の活性化を目的に自主的に壁画を制作。作品を発表することで、故郷にアートファンを呼び込むことを目指しています。自らが生み出す新たな作風を「ネオ浮世絵」と呼び、型紙と美濃和紙を融合させ、現代の浮世絵を鮮やかに表現した作品を制作しています。

パリ、ロンドン、ローマ、ニューヨーク、ドバイ、ミュンヘンなど、世界主要都市から個展に招かれ、海外でも壁画を多数制作。また、ニューヨーク、ブルックリンを拠点にシルクスクリーンの版画も積極的に発表。これまで発表した約20点の作品はすべて即完売するなど、日本人アーティストとして世界的に驚異的な成果を上げ続けています。

また、マーティン・ワットソン、ペニー、ドットマスターズなど、海外のトップアーティストとのコラボレーションも数多く行っており、コラボレーション作品発表の先駆者的存在となっています。現在もバンクシーの「ディズマランド」の原作者ジェフ・ジレットとのコラボレーションを継続中。

小川さんは「私のアートにはテーマというものはありません。全ては観てくれる人が全てであり、絵に関しての予備知識や経験などは一切無くても楽しめるようにしています」と話しました。

「Rainbow inc./Paris」岐阜市茶屋新田3-100 縁ENICHI( 画像提供:RoamCouch )


「Ⅿoon Child/Seville」羽島郡笠松町港町4、笠松みなと公園 ( 画像提供:RoamCouch )

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この記事を書いた人

SAKURA編集部_Gouji.N

SAKURA編集部の_Gouji.Nです。
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